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Cheque against the delivery

中国の温家宝総理が来日して国会演説をした。報道によれば、演説原稿を読み飛ばしたとのことであるが、それは、おそらく、意図的に行われた可能性が高い。予定演説原稿を配るにしても、普通であれば、cheque against the delivery とのはんこを押してあることが多い。実際の演説もようと比較対照してみてくださいとの意味だ。事務当局の原稿を、政治家たる演説者にしてみれば、意図的に読み飛ばすことがあるから、演説自体のほうが正文だという主張を、cheque against the delivery と広報担当が言い訳をするわけである。読み落としたのは、日本は戦後平和発展の道を選び、世界の主要な経済大国と重要な影響力を持つ国際社会の一員となりました。中国人民は日本人民が引き続きこの平和発展の道を歩んでいくことを支持します。の段落だという。中国のような厳しい体制の国で読み飛ばすことなどありえない。まったく意図的なものであろう。テレビが、いずれは、中継が入っていたかはどうか知らないが、中国人民に聞かせたくない箇所を端折ったに違いない。あるいは、外務省が、台湾問題をトーンダウンを要求したので、それに呼応してしかるべく対応しただけのことだろう。日本の国会で,何回も拍手したが、演説をはしょったことに気がついた国会議員は何人いただろうか。席を立つ議員も見られなかった。誠に残念なことであり、国会議員の資質が、国策に鈍感になっており、いわゆる外務研修などを行い、微妙な駆け引きに対応するようにしなければならない。温家宝総理が、読み飛ばすことも非礼だとは思うが、それ以上に、その場で、意思表示のできないこの国の劣化した政治を情けなく思う。本当に読み飛ばしたかもしれないが、反応すべきである。本当に読み飛ばしたなら、温家宝総理は、反日抗日の機運の中国政府あるいは、歴史を知らない中国人民には歓迎されることは間違いない。しかし、それでも外交の王道ではない。

Sincerity is the best diplomacy. 手練手管では通用しないのが外交である。外交は至誠のいいにくいことを言うのが真の外交である。本当に間違えて読み飛ばしたのであれば、北京に帰っておそらく問責を受けることになるだろう。日本側にソフトな対応をしなければならないのは、中国側だから。歴史を歪曲して帝国の気分になって、反日の路線を歩んだのは、江沢民の中国側である。日本は自らを犠牲にして、おかしなことに、入れ込んでいることの現実を中国側が知らないはずはない。国会は今回の真偽を確かめるべきである。どうも、役者が相手が一枚上だということになることを恐れる。

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