構造改革、民営化、市場原理主義の虚妄から、マインドコントロールを解くための参考図書館

« Red handkerchief | トップページ | Delicate change of course »

Comrades

米中の経済同盟ができたのではないかと言われている。ちょっと考えてみたい。中国が世界の工場となったことで、人件費と不動産コストが大いに下がったと言われる。米国企業が中国に移転して、いわば、相互依存の関係にある。米国の対中赤字といっても、米国企業がい社内での仕事を移転してできる赤字であるから、赤字が増えれば増えるほど、米国企業が儲けていることにもなる。米国に対する輸出が増えると、儲けるのは中国の下請企業はさることながら、米国企業が儲かるのである。その昔の、日本の企業の輸出の場合は、輸出すればするほど儲かったのは、日本の企業である。為替のレートも、日本に対しては、円高政策と強行したときもあったが、人民元は実に半分まで、安くなっている。アメリカ側の強い圧力もない。国内の工場がどんどんなくなるわけであるから、米国内の労働条件にとっては悪いのだから、時々はリップサービスで人民元の安さを問題にする向きもあるが、米国企業にとってはその方が儲かるのである。さて、それではどうなったか。両国では、社会格差が広がった。中国国内の格差はすさまじいものになった。アメリカでもそうで、社会的な不満は高まっている。エネルギー消費の効率も両国とも悪い。いつまでも人民元が安いままであるわけがない。そうすれば、アメリカの繁栄、すなわち中国に支えられた反映も徐々に後退するだろう。日本は、アメリカにくっついて中国市場に進出するのは、もはや限界かも知れない。ジャパンマネーが、アメリカを介してなだれ込んでも改修できる見通しのリスクは段々と高くなる。日米同盟は、経済的な米中同盟の成立とともに形骸化している。アメリカの国民もこの点に気がついているだろうか。日本は工場をアメリカに移して雇用を作り、貢献したが、アメリカの金融資本は、そんなことなど鼻にもかけていないように見える。使い走りになってはいけない。中国市場から一歩下がって、インドや、南東アジアや、中南米に目を向け勉強を始めるタイミングである。

|

« Red handkerchief | トップページ | Delicate change of course »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/209267/14863804

この記事へのトラックバック一覧です: Comrades:

« Red handkerchief | トップページ | Delicate change of course »