構造改革、民営化、市場原理主義の虚妄から、マインドコントロールを解くための参考図書館

« Gone are the days II | トップページ | Defects »

Gone are the days III

アメリカの通信政策も同じアングロサクソンで、同じようなものだ。接続料だとか、オークションとか、わけのわからぬ制度を各国に押し付けておいて、自分の混乱を棚に上げている。最近、アメリカでも反省の本がたくさん出ていて、それが、左側の本のランに紹介している。日本はなぜ、アメリカの失敗を真似したのかなどと、とぼけた話をする著者もいる。そうじゃないのだ、押し付けられたのだ。オークションなど、日本が頑強に抵抗して採用しなかったから、幸いにして失敗しなかったのだ。ノーベル賞も当てにならない。そのオークションの経済を主張している学者は、ノーベル賞を貰ったという。アメリカでは、電話会社の分割で、通信技術を失った。有名なベル研究所もなくなり、技術革新は進まなかった。製造はもうみんな外国だ。それに、本当の競争も起きなかった。いいとこどりの、新規参入という名で上澄みをすくっただけの話で、インフラの投資はなおざりにされた。最近では、誰も通信がアメリカが最先端の国だと言う人はいない。;ブロードバンドなど、日本や韓国の足元にも及ばない状態だ。勿論軍用ばかりは進んでいるのかもしれないが、格差はどんどん大きくなるばかりだ。インターネットなど知らないアメリカ人も結構いるような気がする。日本の通信政策はアメリカの強い圧力を受けた。国内では通産省の一部にアメリカの政策に追従した連中がいたが、今はどうなっているのだろうか。

話を戻す。水道の民営化は失敗したし、世界で誰も言い出さない。日本の水道は、すばらしものである。蛇口からそのまま水が飲める国は、世界中にほとんどないのであるから。

下水道を普及させるためにも、公共事業は必要であるが、この国では、緊縮財政論など根拠のない主張が横行して、停滞している。水は人間の生活の規範である。

森田実氏の、水の時代を生きるという本は、大変優れた内容である。水道の技術が弱体化するときは国の弱体とともに起きる。日本はどうもその分かれ道にあるようである。

水道関係者の皆様の、いわゆる構造改革論の虚妄に抗して、日本の上下水道を守ろうとする情熱に敬意を表する。おそらく世界に冠たる水道である。

|

« Gone are the days II | トップページ | Defects »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/209267/14625477

この記事へのトラックバック一覧です: Gone are the days III:

« Gone are the days II | トップページ | Defects »