構造改革、民営化、市場原理主義の虚妄から、マインドコントロールを解くための参考図書館

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Nonfiction

アメリカの日本改造計画、マスコミが書けない「日米論」は、大変優れた本である。これまでの、関岡英之氏が、拒否できない日本で、ただひとりの力で問題点を明らかにしてきたのであるが、今度は、援軍が現れて、色々な分野で解説しているからである。

目次だけでも羅列しておくころにしたい。巻頭では、こばやしよしのり氏、佐藤優氏との対談(個別に)思考停止の「親米論」を疑え、アメリカが押し付けた「東京裁判史観」が封印した、戦前に本の知的遺産とのサブタイトル。続いて佐伯啓思氏による、近代主義の堕落と「魂の復興」と言う武士道の記憶についての論文。第一章では、森田実氏による、日本の独立の気概はどこで失われたのか、副島隆彦氏は、世界覇権国家・アメリカから見透かされる日本、紺谷典子氏は、誰のための構造改革だったのか、東谷暁氏による「日本マスコミ」は信用できるのか、中田康彦氏による、竹中平蔵・宮内義彦の研究と続く。第二章では、小林興起前衆議院議員による、主権在米論、早稲田大学の上村教授による、ホリエモン・村上ファンド事件に見る「自由放任市場の落とし穴。石黒一憲東大教授による、NTT解体という謀略、近藤克則教授によるアメリカ型医療制度のからくりの解説、金融占領と言う題で、金融当局の大罪、すなわち、日本経済を外資の草刈場にしたとする東谷氏の論文。弁護士の鈴木仁氏による、訴訟爆発社会、司法占領の狙いについての論文、第三章は、日本人が美しさを取り戻すための提言として、三浦展氏による若者の心の分析で「ファスト風土論」、和田秀樹医師による教育格差の分析、神田東大教授による、耐震偽装事件のからくり、ジャーナリストの神保哲生氏は、BSE問題、北健一氏は消費者金融問題で、外資系金融機関が政府に圧力をかけている実態、横田一氏が、年次改革要望書がどのようにマスコミに黙殺されたかを書いている。西尾幹二氏が、特別論文を寄稿しており、巻末で、西部(萬にシンニュウ)ススム先生との対談で締めくくっている。

憂国の書である。特段紹介したい。買い占められて書店の店頭から姿を消したとの噂もあったが、いよいよ売れているらしい話を聞いてほっとしているが、再度紹介して、一読を勧めたい。

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