構造改革、民営化、市場原理主義の虚妄から、マインドコントロールを解くための参考図書館

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Showa 2

民主主義は、一人一人の国民の力を解放することができれば、大きな力を発揮する。経済発展にも力を出すし、しかし、昭和の時代に見られたように、戦争にも使われる。昭和の恐慌があり、満州事変後の日本は、坂道を転げ落ちた。大陸に野望をもち、経済的にも成功しなかった。軍人が闊歩する社会で、新聞はそれを喝采した。劇場型の政治といわれるが、それは、大正デモクラシーの後に、徐徐に現出していた。夜郎自大の風潮であった。敗戦は、また日本を変えた。国民は、また経済的成功に精を出すようになった。戦争に直接参加する機会もあったが、国民はこれを回避した。アメリカが自由の国として、登場していたこともあり、その同盟関係は、冷戦の中で、効果を発揮した。事実、理想の共産主義国は、まったくの独裁不平等の国々と化していたのが実態で、それに組み込まれなかったのは、僥倖であった。さて、また時代は変わりつつある。戦争がカネになる、あるいは、資源争奪となるとの風潮で、日本の美しい伝統や文化を破壊してでも、効率的な国にするなどとの構造改革論が礼賛されている。自由の国も、表現の自由のランキングでは13位に低下している。アメリカはもう理想主義の国でもない。民主主義の政府は、国民の権利と自由とを守ることで、特定の教条を煽り立てることではないが、選挙でもまた、翼賛会のようでチルドレンを、(ユーゲントと言うのと同じだが)排出する政治となりつつある。昭和の日は、温故知新、過去を振り返り、未来に処する日である。未来を今生きるなどというと、美しい表現になる。民営化の掛け声や、規制緩和の大合唱、構造改革の名の下に、実は、統制経済、一部官僚の支配が復活したのが、この数年の現象ではなかろうか。マスコミの政府批判も聞かれない。投票率も下がっている。しかし、それでも、自らを問い直すことで、日本の文化と伝統とを探って、国民社会の安寧の根拠を見出す以外にない。日本の文化と伝統は、自ら威張ることはないが、結構いいものである。世界に貢献できる要素を持っている。江戸の文化などは、たいしたもので、日本人の好奇心、進取の気風などは、類を見ない。大陸の周辺にありながら、儒教の影響は皮相にとどまっている。中国共産党のかんぶの演説が最近あったが、あのような居丈高の国柄ではない。親が子供を心配する社会だ。本題に戻る。みどりの日ならぬ、昭和の日。劣化するグローバリゼーション、激変を見せる時代の中で、国民国家日本の行く末を考え、安寧を記念する日である。本当の旗日である。昭和の成功と失敗について考える日である。

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