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A Poet

金子みすずの詩だ。山口の人だ。夭折の人だ。皇后陛下が、外国で講演された折に紹介された驚いたこともあった。名前のみすずは、枕詞のみすずかる信濃を思い出すが、その意味は浅学にして知らない。

私が両手を広げても お空はちっとも飛べないが 飛べる小鳥は私のように 地面を速くは走れない。 

私がからだをゆすっても きれいな音は出ないけど あのなる鈴は私のやうに たくさん唄はしらないよ。 鈴と 小鳥と それから私 みんなが ちがって みんないい。

その昔、イタリアがバルカンに参戦したころを描く映画があって、イタリア人がナチスドイツの将校に向かって、あなた方にはジャガイモ以外においしいものがあるのかとののしって、その最後の落ちは、ところで、唄が歌えるのかと言うせりふをはかせる映画があった。我々からすると、ドイツも、野ばらだとか、リンデンバウム、菩提樹とか、合唱曲があって、唄が下手だとは思わないが、タンクや自動車や、その他、精緻な兵器がつくれても、イタリアの兵士からすれば、うまいものを食べ唄を歌うために、バルカンから撤退することが先だと思う者もいた証拠だ。

さて、我々のふるさとは、今どうなってきているのか。金子みすずがいうように、みんながちがってみんないいではなく、粗野になってきているのではないか。唄も歌わず踊りもせずに、ただ自動車がつくれるとか、何とかの機械がつくれるとか、自慢するばかりになっていても、ことの根幹は外国のしたたかな連中に支配されるようになって、その使い走りをしている人が増えているのではないか。隣に苦しむ人はいないか、向こうの隣に悩めるものはいないか、最低たべているかとの優しい目くばりが、気配りがすくなくなってきているのではないか。

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