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Call to End 5

世界銀行のウォルフォビッツ総裁は、女性職員とのスキャンダル・えこひいき問題で、辞任することが決まったが、その後任に、ゴールドマンサックスに行っている、ゼーリック氏がをブッシュ大統領は推薦するとのワシントンポストの報道だ。

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/05/29/AR2007052900760.html?referrer=email

最悪の人事である。ゼーリック氏は、日本では、小泉竹中政治の中で大きな後ろ盾の役割を果たした可能性が高い。竹中氏は、ゼーリック氏と、郵政民営化などについて、17回会合をしたことを国会で、桜井民主党議員の質問に答えて明らかにしているが、その内容は、ゼーリック氏がハッシュツした書簡は私的なものであったなどと主張して、明らかにしていない。それから、中国べったりといわれるぐらいの人物である。

国務省でもライス長官のもとで働いていたが、そのポストには不満があったとされる。日本の権益と米中関係を天秤にかけて動かした実績もある。日本アイビーエムのコンピュータの中国企業への売却などの背景についても知悉している可能性がある。スーダンの内戦問題についても同様だ。しかし、ブッシュ政権に対する中精度は高い由である。

いずれにしても、ブッシュ政権の中枢の人物だ。任期は5年。政権は後600日で終わる。

世界銀行は、アメリカの国際機関ではない。もう総裁が、アメリカ人で固定する時代は終わったのかもしれない。そうすれば、IMFもヨーロッパ人がなる、アジア開銀は日本人がなるという時代は終わる。(アジア開銀の場合は単純に日本人ではなく大蔵省のOBというところが閉鎖的であるから、もうやめにしてもいいのかもしれないが。)

ウォルフォビッツ氏の場合は、対岸の火事であったが、ゼーリック氏となれば、日本の構造改悪の中心にいた張本人の一人だから、世界銀行総裁就任は日本の利益にならない。

世界銀行の総裁として、市場原理主義を今以上に振り回されては、世界が混乱に陥る。ちなみに、ゼーリック氏は、中国をWTOに引き込むことに成功したひとりであると見ることができる。怖いことがおきる。イラク開戦に導いた張本人のひとりであることは、退任するウォルフォビッツ同様である。

オーストラリア、ブラジル、南アフリカの大蔵大臣は、既に総裁選定が透明な手続きでアメリカ国籍にこだわらずに行われるよう求めている。

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