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Devil’s Cycle

内橋克人氏の著書、悪魔のサイクルの書評です。ご参考まで。

もうどなたかが書いているが、ミルトンフリードマンのエピソードは興味深い。何か、金の亡者が学説を垂れたようなものだ。分からないわけではない。ナチスの民族断絶を狙った弾圧の中で育ち、もう国が信じられなくなったことだから、あらゆる国家の規制を憎み、自分たちだけでも金の力で生き延びるという、半ば狂気の人生だ。しかし、経済至上主義が、実は、被害者から加害者に転換していくことが、問題なのだ。抑圧された者が、抑圧者になる。市場原理主義は世界に惨害をもたらしつつある。グローバリズムなどは、むしろ、国境を閉鎖しつつある。指の指紋と顔の写真を取り捲り、もう、X線の監査を潜り抜けて、内部統制とやらで、がんじがらめで、競争が大事といいながら寡占独占で、コンプライアンスといいながら法の支配は尊重せず、文化や伝統には目もくれず、富める者が分かち合うことなどもうどこにも無く、小さな政府といいながら軍事予算だけは膨張させる。南アメリカでの古典派の失敗が、よくかけている。いったいこの国の経済学者は何をしているのか。一読を進めたい好著である。

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