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Fake Reform

古本屋で、ニュージーランド行革物語という単行本を105円で買った。96年10月に初版が出たときは、1500円の本である。サブタイトルに国家を民営化した国とついている。

著者は、当時の松下政経塾出身の国会議員であった、山田宏、仲田宏、長浜博行氏によるニュージーランド視察の記録であり、ニュージーランド民営化礼賛論である。

もう、その後に、ニュージーランドは、国家を民営化したおかげでつぶれそうになり、政権を交代してようやく息をつないだことは良く知られているが、ちょうどその直前の民営化論華やかなりしころに作られた単行本である。この本で分かることは、当時、松下政経塾出身の先生方が民営化論にはまっていることがよくわかる。

その後のニュージーランドにおける改革は、典型的な改悪とされている。前の衆議院選挙でも、民主党は、この古本のような主張をして驚いたことがあるが、民主党の中にも小泉・竹中改悪に通じる部分があったことが、やはり選挙の敗因であったことが想像できる。

10年前の本が、105円で流通する。ニュージーランドの行革が夢物語であり、また改悪であったことが、10年後に明らかになり、そうした改革の噂に載せられた日本の野党の政治家が三人もいたと証明する本になっている。

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