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France can say 'Non'

アメリカに「NO」と言える国、フランスの大統領選がまもなく行われる。シラク大統領は退く。フランスの植民地となったのは、ベトナムだが、最近では、中央アジアの旧ソ連に所属していた国々でも影響力を高めつつある。ロシアとの伝統的な関係もあるかもしれないが、トルクメニスタンや、その外の新興国で暗躍できる実力があるのは驚きである。

日本は今こそフランスを見よ!!と言うのが、竹下節子著、アメリカに「NO」と言える国(文春新書)の帯に大きく書いてあるキャッチフレーズであるが、帯の裏には、日本人・5つの誤解と言う面白いまとめがある。長くなるが、紹介したい。

①「欧」と「米英」は、ひとつではない。アメリカはヨーロッパの近代から生まれた鬼子のような特殊で人工的な国で、本来なら日本的なメンタリティとは極めて異質な存在なのだ。

②冷戦後、アメリカ型「民主主義」が、肥大しすぎた資本主義のためにすっかり変質していた、と言うことに日本人は気がついていない。

③アングロサクソン・もdるを受け入れないと生き残れない、と言う理屈は既にアングロサクソンの考え方にのみた拠っている。

④テロリストがインフラやネットワークを作りやすい状況は、アングロサクソンの政策のひとつであるコミュノタリスム(共同体多元主義)、それ自体が生み出している。

⑤グローバリゼーションとは勝ち組のコミュニティのスタンダードを他のコミュニティーに押し付けること。ネオ・ナショナリズムはその反作用であり、まさにアングロサクソンの思うつぼなのだ。

なかなか整理されている。本の中身も一流であるし、著者は、アメリカが「犬の帝国」だとしたら、フランスは「猫の共和国」だとののこと、日本はなんに見えるかと聞かれて、肉食でない「羊のむら」と言うところでしょうかと答えている。

以上、再掲。大統領選の前に書いたものです。

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