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学力世界一の秘密と題して、フィンランドの元教育大臣のオッリペッカ・ヘイノネン(現在フィンランド放送協会会長)のインタビュー記事があった。(日経ビジネス5月28日号)

おちこぼれを作らない教育に力を入れたという。それは、人口が少なく、資源のないフィンランドでは人だけが頼れる財産。(日本のことのようだ)一人もおろそかにしてはいけない。平均の底上げに力を入れるとできる子が育たなくなるというが、底上げ教育とエリート教育は両立するし、二律背反にはならない。基礎教育がしっかりしないところに、突出した人材は生まれない。

テストで順位をつけないなど、他人との競争をあおらないようにした点については、もともと人間は競争心があるが、自然にはぐくまれるべきもので、意図的に競争させるべきものではない。競争は自分との戦いであるべきだ。人間形成の段階で、他人との比較の競争をあおると子供は自分を見失うのではないか。

知識のつめこみではなく、考えさせる教育に力を入れたのはなぜか。知識は無駄ではない。根っこの知識を教えるのは重要だが、枝葉末節まで詰め込みをやる必要はない。無ずから情報を集めて、考え抜く力を育てるべきだ。

地方や学校に権限委譲をした。家を建てるときに、水道や額などのインフラは国が整備して、材料はメーカーが提供する。同じように、地域のことは自治体が、教育は先生がよくわかっている。子供は一人一人の個性があり、理想的な教育は現場で子供たちとの対話の中からしか生まれない。

教育改革で配慮したのは?大きな船を旋回させるようなもので、法律を変えてもすぐむきが変わるものではない。全員乗組員にして、学校も自治体も国もすべて役割を持って関与した。上からの押し付けでは反発になる。

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