Health Care
マイケル・ムーアの映画がアメリカで封切られている。題は、Sicko, なんだか日本語で発音すると変な題名の映画だが、アメリカの健康保険制度をキューバと比べて皮肉っている映画のようだ。
アメリカには、医療保険のない人が、4700万人いるという。キューバは、勿論皆保険制度の国だから、現在では、医師が海外進出するようにもなってきている。昔は、革命と武器の輸出をやっていたが、今では、医療技術を輸出しているが、その反面ではアメリカが武器と革命(政府転覆)の輸出国になってしまったと揶揄する映画だ。
アメリカ国内にも、対キューバの外交関係を見直すべきだとの声も高まってきている。(現在、アメリカはキューバへの渡航を原則禁止しているし、貿易も禁止されている。)
それにしても、日本の医療保険制度を変えろと要求するアメリカの要求はおかしいし、またそれに唯々諾々と従う日本の行政当局もおかしい。どこかが狂ってしまったようだ。
アメリカでは、医者にかかりたくてもかかれない人がたくさんいるのだから、そんな国をまねる必要などない。日米構造協議は、この点においても誤っているから、即刻交渉は注視するか棚上げする必要がある。
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コメント
Right on!!! No reason for Japan to copy the US -- I agree with your comment 100%. I hope Sicko is a success in your country!
投稿: Jenny | 2007年7月 9日 12時17分