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2007年9月

Protest 2

パガンを訪れたのは乾季の終わりだった。小高い岩山の麓の集落にたどり着くまでには、橋のない川をいくつか横切った。幹線道路でそんなぐあいであるから、横道に入ると、牛車の世界で、井戸水を運ぶ車となっていた。電気はない。

アジア有数の淡水の川が国を貫流していて、その川岸から100キロを入らないところに、水がないというのは、まったくインフラ整備、潅漑整備が行われていないと言うことである。水さえあれば肥沃な土地に転化できる。

地政学的な要素もあり、ミャンマーは、北京中国の強い影響下にある。傀儡政権といっても言い過ぎではないかもしれない。イラワジ川の川船のエンジンはもう中国製になっていたし、北方からの道路が、どんどん作られているし、めちゃくちゃにつくるから、土地を勝手に取り上げられる農民の怨嗟の声も上がっていた。

空港は、ちょうどバンコク空港がが新装開店したから、いっそうみすぼらしい感じになった。日本の中古のバスが、連絡バスとなっていたが、ドアは閉まらなかった。

もちろん、天然資源の豊富な国。イラワジ川の右岸には、イスラムの世界がとうとうと押し寄せているし、マンダレーあたりは、もう華僑の支配するところになっている。

George Orwell のビルマの日々の世界が、続いているようだ。イギリスの代わりを北京がしているだけかもしれない。収奪である。

アウンサンスーチーは、英雄アウンサンの娘である。京都大学を出ている。夫君がイギリス人であったから、排外のビルマ人からは評判が悪いが、独立の英雄の娘であることだけは事実である。

横並びでの、対応などみっともない。横並びで他の国の動きを見てというそぶりを、BBCは見逃さなかった。すぐ、からかった。旧宗主国をむしろからかう動きをするのが、大東亜共栄圏でビルマの奥まで派兵した歴史を持つ、日本の見識だろうと思う。白骨街道で、兵隊さんの皆さん、波濤を越えて、よく、こんなところまでこられましたね、と言う無念を感じるのが、ビルマ旅行の常である。 日本はビルマのことを忘れたかのようである。他のアジアの諸国は、日本政府のきっぱりとした主張を期待しているのである。北京に直言できるのは、いつも直言の対象となっている日本だけではないのか。

日本人記者が殺された。その他にも拘束された関係者があるかもしれない。ビルマ政府とその背後にいる北京に対して、抗議する。事実関係を究明して、人権と報道の自由を尊重せよと。天安門の時のような強行策を採っているようであるが、いつものビルマのやり方とは異なっている。却って墓穴を掘っているのかもしれないが。北京も間違えると、周辺東南アジア諸国が動けば、北京オリンピック開催などにも影響する。

外国特派員協会の声明は、転載した。ご参考まで。

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Sicko 4

医療の市場化、郵政民営化は亡国の改悪だ。
映画劇場で市場原理主義の惨状を思う。

 マイケル・ムーアのシッコという映画が日本でも封切りになった。シッコとは、お病気という俗語だが、アメリカの医療保険制度の欠陥を追及した話題の映画だ。保険に未加入の人口が約五千万人あり、病院に行けないで死亡する人が、毎年約一万八千人だという。世界保健機構の順位では、医療保険の充実度は、世界第三十七位。一昔前でも歯科治療の法外な値段は有名で、出張や留学する場合には、海外旅行保険をかけていくのが常識だった。盲腸炎の手術がニューヨークでは、200万円はかかるとの調査で(日本では33万とか)、保険がなければ、大変なことになる。医者にかかるにはいちいち保険会社にお伺いをたてる制度で、どの病院を使えとか、保険の適用・不適用を指図する。その団体の審査医が、とにかく10%ぐらいの保険の申請は拒否しろ、そうすれば、給料が上がり、昇進する、成果主義?の医療体制になっている。電気のこで中指と薬指とを切断したときに、どちらの指をつなぐかを保険会社が指図する。(筆者の知人がベトナムで五本の指を落とす事件があったが、合気道の名人で、あわてず騒がず指を病院に持ち込み、縫合手術に成功した。アメリカだったら、機転はきかなかったか。)金が払えなくなると、タクシー券を渡して、患者を路頭に放り出す。もちろん救急車は有料だ。アメリカの病院の周りにはホテルがあるが、これは入院費が高いので入院しないためで、退院を急ぐのは、料金が高いからである。カナダは国民皆保険制度だから、車で国境を越えて病院に行く方が格安で、医療費用捻出のための偽装結婚すらある。世界貿易センターのテロの後の瓦礫の中で英雄的な仕事をした消防士に呼吸器に障害が出て、一本125ドルの薬を保険会社が認めないので治療を控えていたが、テロリスト収容所のあるキューバに行ってようやくまともな治療が無料で受けられた。同じ薬が一ドルもしない。イギリスは、租税負担の国立病院では無料診療で、病院までの交通費すら払い戻す。日本にもまだないのだが、パリには24時間の医者の往診サービスがある。さすが、国境なき医師団の発祥の地だ。子供が生まれると、週二回、ベビーシッターのサービスもある。夕食の用意もする。出生率が上がるわけだ。フランスは食料の自給率も百パーセントを越えている。フランスの航空会社を、何で民営化しないのだと聞いたら、世界で一番おいしい機内食を出しているのに、何でそういうことを聞くのかと食ってかかられた。日米構造協議とやらで圧力をかける側の医療制度が劣悪であることを天下に明らかにした映画である。アメリカの業界の意見は、アメリカ人の声を代表しているわけではない。ヨーロッパの医療制度が発達したものであることを見せつける。
勿論、ただより高いものはないような話もあった。モスクワの暖房は無料だったが、暖房を止められると凍死するから、政治的な主張をする活動家は携帯の白金カイロをうらやましいと思うのが本音だったし、病院も格安ではあったが、注射針も使いまわしして、家畜用の麦をパンにして食べた共産主義国の話も多々あった。イギリスやフランスやイタリアでは、無料だからといって医療水準が低いわけではない。アメリカのように一部の医療水準は高くても、多数の国民が医者にかかれない国は先進国といえるだろうか。日本は昭和36年にやっと国民皆保険の国となったが、映画シッコでは日本の例は残念ながら紹介されていない。医療改革と称して、自己負担の割合が増えたり、企業の保険組合が赤字になったりして、財政赤字を理由にどんどん改悪を進めて、世界の医療保険優良国の地位から外れてしまったのかもしれない。
 日本の国民皆保険は、一朝一夕に成り立ったわけではない。国民の医療費の重圧から解放するために、医療の社会化を目指した、鈴木梅四郎のような人物の思想と行動が結実したものである。(1928年に医業国営論を著し、衛生省を頂点とする医療国営を提唱している。同書は戦後原書房から再刊されている。)郵便局の簡易保険なども、大正の時代に、国民の医療費を補うために設計された無審査の、どこでも、だれでもはいれる、画期的な文字通りのユニバーサルな制度であった。(現在でも、危険な職業の、例えば自動車レースの運転者などが入れるのは簡易保険だけである。)
 小泉・竹中劇場政治の日本では、規制改革会議と称する市場原理主義を追従する連中が、病院の株式会社化とか、介護の民営化とか、混合医療の解禁とか、人間の病をネタに金儲けするアメリカ保険業界の手法が、次々と強気で提案された。郵政民営化でも簡易保険を廃止せよと迫られて、米国の保険業界のロビーストが暗躍した。郵政民営化が10月一日に実施されれば、簡易保険は大正以来の社会政策の歴史を閉じる。郵政民営化自体が、アメリカ保険業界の陰謀が作用したことは、もはや明らかである以上、早急に凍結、見直しを図り、不要の混乱と破壊を回避しなければならない。
 この映画を見れば、日本がアメリカを真似して導入した色々な分野の構造「改革」が、亡国の改悪にしか過ぎないことが容易に想像できる。市場原理主義は、同胞・はらからの安寧と幸せを四方に念じる、日本の国体にはなじまない。

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Protest

在京の外国特派員協会の、ミャンマーにおける日本人ジャーナリスト射殺に対する抗議声明。

FCCJ STATEMENT

The Foreign Correspondents' Club of Japan (FCCJ) deplores the killing in
Yangon of Kenji Nagai, a journalist with Tokyo's APF News, and condemns
the use of violence by Myanmar security forces.

The FCCJ urges the authorities to respect the human rights of
journalists in the country and their right to report.

In recent days the world has been shocked by the video and photos coming
out of Myanmar, and it is thanks to brave people like Kenji Nagai that
we have been able to see them.

The FCCJ hopes that an investigation will be carried out into the death
of Mr. Nagai and those responsible be brought to justice.

The FCCJ offers its sincere condolences to Mr. Nagai's family, friends
and colleagues.

Martyn Williams
FCCJ President

Anthony Rowley
Chairman, FCCJ Freedom of the Press Committee

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East and West

山崎養世氏のコラム。

http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/nbonline.cfm?i=2007092700023cs&p=1

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Enough is enough 2

アメリカの大統領候補ビル・リチャードソン氏の選対からのメールの写し。

We just finished this video and we wanted you to see it immediately.
And we want you to share it with at least ten other Democrats.

It illustrates Bill Richardson's Iraq policy and why he is
different
than every other Democrat running for president. He is the only
candidate to insist on a total and immediate withdrawal -- one that
leaves no troops behind.

The other candidates would leave tens of thousands of American
troops
in Iraq for years to come to pay the ultimate price for George
Bush's
irresponsible leadership

For instance, Senator Clinton has said that the differences between
the candidates are minor. But she would leave American troops in
Iraq
until the end of her second term -- in 2017!

Every Democrat needs to know that critical difference before he or
she votes in the primaries.

https://secure.richardsonforpresident.com/page/contribute/theonlycandidate?source=z1210

Spend the next four minutes watching this video. Then forward it to
at least ten Democrats. Ask them to spend four minutes watching it,
too. And tell them, "If you truly support ending the war and
bringing home all our troops, Bill Richardson is your only choice."

If every supporter of Bill Richardson does that, we can win New
Hampshire. We can win Iowa. And we can win the White House.

But most importantly, America will win. Because we will finally be
able to move beyond George Bush's disaster in Iraq in a way that
strengthens our nation, stabilizes the region, and restores our
moral
leadership in the world.

Thank you for your continued support -- and for doing your part to
spread Bill Richardson's message of hope far and wide.

Sincerely,
Amanda Cooper
Deputy Campaign Manager

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Fake Privitization 20

なかなかの主張である。しかしポイントをついている。

http://www.healthnet.jp/syuchou/pages/2006/08/k0608070002.html

市場化された医療、例えば高知医療センターの顛末などは、全国に報道されてよい。が、そうはなっていない。構造改革とは、もしかしたら、構造的な不正であるかもしれないからだ。

http://www.izai.net/koiryo.html

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Fake Privitization 19

Jane Kelsey オークランド大学教授の日本での講演内容はネットでも公開されている。

http://www.kit.hi-ho.ne.jp/msatou/05-08/050818asyura-NZ.htm

http://www.japanpost.jp/pri/reserch/monthly/2002/161-h14.02/161-contribute.html

http://eba-www.yokohama-cu.ac.jp/~kogiseminagamine/20030310MSDokUchihashiBassui.htm#_ftnref1

http://www.asyura.com/0505/hasan41/msg/782.htm

ご参考まで。当時既に、ニュージーランドの行革、市場原理主義の実験は惨状を呈していた。日本の経済新聞などは、まともに報道しようとしなかった。残念なことである。今なお、ニュージーランドは成功例だなどとのたまうマスコミ人や政治化があるが笑止千万である。

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Fake Privitization 18

左側の欄に、ニュージーランド行革物語の本のリンクを張った。96年に出版された、ニュージーランド行革を礼賛する本である。衆議院議員(当時)の三人の共著である。しかし、ニュージーランドでは、民営化路線は国をつぶす惨状を引き起こし、その後政権交代があった。

医療の分野の惨状については、保