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Medical Care 4

マイケル・ムーアの映画のことを書いたので、そのものを見ないわけには行かない。土曜日の休みの日に、日比谷の東宝映画のご地元で映画館に入った。今日は、朝から満員だったようである。ただ、サービスデーで、なんと1800円の料金が千円でいいそうである。ムーアの新作の映画にしては安い。満員だとの電話情報で、一時間前に行って夕食代わりに食べた、中華丼セットでも750円は取られたから本当に安い栄華料金である。ただ、全国的に映画館が少なくなっているので、例えば、九州であれば福岡でしかこの映画は見られない。(沖縄はさすがに、封切館があるので映画人口もそこそこにあるらしく、九州であれば福岡しか上映館がないのに、沖縄ではもっと安いのかもしれない。こんなことをくどくどと書いているのは、このブログで、沖縄の友人から、バブルへGoを見るようにお勧めを受けたから、きっと、マイケルムーアの、このアメリカの医療保険制度の批判映画も見ていただきたいとの気持ちで書いているのです。)

映画の内容はこんなものだ。病気になったら、アメリカでは保険会社にお伺いを立てて、治療費が払えなければ、家で我慢して死んでしまうか、どうにもならないことが多いとの話。ムーアは、アメリカ人だから、本当にそんなことでいいのかとアメリカ人に問いかける映画。フランスはうらやましい、イギリスの墓場からゆりかごまでの福祉はすばらしい、キューバはアメリカの仮想敵国だが、本当はアメリカの医療よりも優れている。隣の国のカナダなどは、ぜんぜんアメリカとは違って、天国。カナダ人と結婚した方が、偽装結婚でも医療の点では救われると言う話があらすじ。

細かく言うと、電気のこぎりで、指を二本切断した中年のアメリカ大工さんは、健康保険を持っていないので、どちらの指を優先してくっつけるかとの相談。薬指だけつけて、中指はなくなったので、手品で、指が消えるやつをやりやすくなったとの冗談。筆者の知人で、ベトナムで指を吹っ飛ばしたが、全部つけなおしてもらった人がいるが、アメリカではそんなことは起きないらしいとよく分かった。悲劇の連続の話、治る病気が保険が出ないので病院にもいけないとの話のオンパレード。保険がなくてお金が支払えなければ、タクシーに乗せられて路上に放置される現場の実写もすごい。

アメリカの無保険の人口は4700万人。アメリカの保険;充実度は世界で、第37位。

アメリカの医療制度が悪化したのは、ニクソン政権時代からで、民間生保からの政治献金で、清二が悪化してくる状況をよく描いている。筆者は、70年代のアメリカで青春を過ごしたことがあるが、そのときは、歯医者に行くときには全額負担で、後はそれほどでもなかったし、高額の医療でも、ちゃんと面倒を見てもらったような記憶があるが、国の政策は間違うと、十年も経たずに、悪くなることが良くわかる。皆保険制度を社会主義などといって脅して、保険会社が儲かるようにしてしまう、政治家が、政治家を辞めて保険会社に天下りするようになることも描く。

ノンフィクションであるから、保険会社の雇われ医者が、保険の申請を拒否することが仕事であって、適当に保険を拒否して、会社の利益が上がれば上がるほど、重用されると言う、議会証言なども実写する。

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