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Running dog

立雲頭山満先生講評「大西郷遺訓」に、興味深い一節がある。

広く各国の制度を採り、開明に進まんと欲せば、先ず我国の本体を立て、風教を張り、而して後、徐(しず)かに彼の長所を斟酌すべし。然らずしてみだりに彼に倣わば、国体は衰退し、風教は萎靡して、悪をただして危難から救うことはできない、と言う趣旨の遺訓がある。

小泉・竹中政治もアメリカの、しかも最近のアメリカの劣悪な制度の物まねの導入であった。

本体が行方不明になってしまったことである。

何のための構造改革か。外国の利益のための構造改革となってしまった。かの国の制度が本当にいいものかどうかの吟味がなかったのだ。

Running dogとは、お先棒を担ぐような、走り使い、追従者のことである。

頭山満先生は、北条時頼の歌を引いて、あっちだこっちだと、右往左往することを戒めている。「見てみなさい。我が家の宝物まで、みんな毛唐にとられてしまっているじゃないか、向こうにかかっている看板を見て、よだれをたらして感心し採るけれども、それが実は我が家の宝物で、トウの昔に向こうにとられてしまっていることさえ知らんでいるのじゃ、と喝破している。

幾たびかおもひかへして変わるらん、定めがたきは心なりけり。最明寺時頼

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