構造改革、民営化、市場原理主義の虚妄から、マインドコントロールを解くための参考図書館

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Dissent

左の図書館欄にも掲載したが、スティグリッツ教授が、週刊ダイヤモンドに連載していた、というよりは、Project Syndicateというスティグリッツ教授の意見を世界中で配信していた記事を掲載していたダイヤモンド社が、一冊の本にまとめて出版した。第一章は、書き下ろしの論文で、21世紀はじめの日本と世界と題する、時宜を得た論文である。始業原理主義者の誤りを、ノーベル経済学者が、鋭く分析して、間違いだらけの政策を論破する本である。

 2007年はアジアの通貨危機、そして京都議定書の成立から10年がたつ。いかさまの経済政策が、特にアメリカ主導の経済政策がいかに貧困で実効性のなかったものか、スティグリッツ教授が明快に解説する。

小泉政治と経済回復との関係については、ほとんど関係がなかったように思われると一刀両断であり、「彼の経済政策の中心にすえられていた郵政民営化は、いずれは彼が主張したような恩恵をもたらすとしても、(中略)間違いなく回復とは関係がなかった。日本経済には改革が必要だし、郵政民営化には重要な政治的なメリットがあるにしても、それはもっとも必要な改革、つまり最も長期竹イナ恩恵をもたらす改革でないのは確かである。」と書いてある。

当ブログの読者の皆様、ちょっと高めの1700円の本ですが、ノーベル賞学者の講演会に行ったつもりで、読んで見ませんか。お勧めします。

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