構造改革、民営化、市場原理主義の虚妄から、マインドコントロールを解くための参考図書館

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Propaganda 6

幻冬舎の月刊雑誌で、「24時間仕事バカ!」のためのライフスタイルマガジンと銘打った、ゲーテなる雑誌を、11月号であるが、買うために、東京駅の八重洲口の本屋に行った。売っていない。メジャーの雑誌にはなっていないらしい。地下通路を通って、丸善が、オアゾなる大きな本屋を、丸の内の北口に開店したので、行ってみたら会った。昔の丸善本店は、京橋にあったのだが、店員によれば、その丸の内が本店になって、京橋の方は支店になったそうな。入り口に、例の、西川善文氏の本が積んである。ベストセラー狙いの幻冬舎の作戦らしく、雑誌の記事も、本の要約のような記事である。本を読まなくても、雑誌の記事を読めば分かる内容であるから、本を買ってしまったという逆のケースであるから、余計にもったいないと考えて、雑誌は買わなかった。写真がいくつか載っており、そもそも雑誌が、ちょっと高級趣味の、時計の宣伝やら、イタリア製の背広やそのほか、お金持ちの装身具やらの宣伝が乗っている雑誌であるから、嫌いに編集されている雑誌の一部に、単行本の新書版だが、新書の本の宣伝みたいにして載っていた。本とちがうのは、倉本聡という脚本家、確か、北海道にお住まいの方だったが、のかたが、西川氏に贈呈したという、「創るとは、遊ぶということ、創るとは狂うということ」という額入りの書の写真と、タイガースファンということで、アメリカ人のエナメル画家の虎の絵と、IBM会長が、西川氏の趣味が月下美人(植物の名前)ということで、琉球切手の月下美人のセットが写真に載っている。記事を書いているのは、沖田修司氏というライターで、写真は、石塚さんという方で署名入りである。もしかしたら、雑誌の記事は、ほとんど新書のようやくであるから、新書の方のゴーストライターも沖田氏なのかもしれない。

その雑誌の記事で、仕事の鬼の、知られざるライフスタイルという第三章の記事には、銀行の頭取だったときも聡であったが、郵政の社長となって、「平日は職場近くで一人住まい、食事も選択も買い物も全て自分で」と書いている。本当かどうかは別にして、何か狂気を感じる人生である。それが、郵政会社のスローガンである、新しいふつうでは困るのである。家族も関係なく、周りの社会も関係なく、一夜が明けると芳香を撒き散らすもののしなびてしまう月下美人の趣味で、部下を怒鳴り散らして、何か負けてはならないと、何かにおびえるような人物が、国民の財産を預かり、通信の自由と秘密をあづかるトップとして本当にふさわしいのだろうか。とぼとぼと、買い物袋を手にした写真が掲載されている。決して幸せな姿ではない。

雑誌にも要約されているが、財団法人の郵政福祉を攻撃して、「公益法人なので、税金を払っていない、その団体が郵便局舎を郵政事業に貸して賃料を得て、それを運用して職員の退職金に上乗せするのは、おかしい」と主張しているが本当にそうだろうか。財団法人の郵政福祉の資金運用をやってきたのは、主に住友系列の金融機関ではなかったのか。退職金に上乗せしているわけではなく、給料を天引きして、プールして資金運用をしているのではないか。どこかを短絡させて、自分なりの論理を作り出しているようである。

創ることが、狂うことでは困るのである。狂ったようになることが、国を破滅させた例は事欠かない。家族や、共同体や、国や民族の安寧が会って初めて、人は社会は、生きる。老いの、誰しも感じる老醜の中で、ただ、銀行経営で、最後の花が飾れなかったというだけで、ただ負けず嫌いというだけで、安定していた郵政事業を破壊的にするのは、お国のためには決してならないのである。月下美人の切手セットを贈ったのは、IBMの会長だとのことであるが、外国資本や外国政府の影響がないことを祈るばかりである。

当ブログの図書館(左側のアマゾン、ドットコムへのリンクであるが)にも、住友銀行のイトマン事件へのかかわり等を書いたいくつかの本を紹介している。罪滅ぼしのために、お国のためにと称して、あらぬ改革をすすめれれると困るし、本当は市場で評価されるビジネスモデルではなく、市場から多少はなれた、完璧ではない市場を補完する郵政事業の本旨に立ち戻ることが必要なときに、小泉・竹中政治あるいは、退潮を迎えつつあるグローバリズム、市場原理主義の使い走りとしての、社長就任には、なにか、薄気味悪さと、この国の、老醜のこだわりを感じる次第。そんなことが、新しいふつう、であるはずがない。単なる新しい異常な現象と呼ぶだけのことである。

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