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Truth about Structural Decay

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在京のアメリカ商工会議所(ACCJ)が出している、会報の2008年一月号(月刊であるから、一月号でも、12月には印刷されているわけであるが)の表紙は、竹中慶応大学教授の似顔絵が掲載されている。同商工会議所にとっての、2007年のPerson of the Year,とのことである。雑誌の中にも、カバーストーリーということで、会頭のチャールズ・レイク氏とのインタビュー記事がのっている。記事の中身は、質疑応答の形である。学者から政治家になって苦労したことはどうかとか、不良債権処理を同強力に進めたのかとか、郵政民営化をどう担保していくのか、参議院の選挙結果をどう思うか、アメリカでの教授経験が日本での大学教授として役に立つか、個人の時間はどう使っているかなどとの質問に答える形である。

なぜ、パーソン・オブ・ザイヤーに選ばれたかの説明記事はない。会頭のレイク氏は今期で会頭を退任するから、竹中氏との協調関係を強調するための記事かもしれないし、本当のパーソン・オブ・ザイヤーは、このレイク氏かも知れない。それから不思議であるのは、なぜ竹中教授が、2007年の時の人なのかも不明である。おそらく、先ず間違いなかろうと思うのは、アメリカ商工会議所の関係者は、例の郵政民営化が、10月一日に行われて、それが、最大の日米間での、「米営化」と言う点で成果があったとかんがえるのが順当なところだろう。

学者から政治家に代わったときに自分の考え方を変えたわけではないが、困ったこととして、次のような発言をしている。

Just after I took office, however, some publications criticized me for not payihng local taxes when I was in the United States. Of course I didn't pay local tazxes in Japan--I was living in the United States! I wanted to take the publications to court , but was taken aback when my laywer advised me not to "You see", he explained, "in Japan, officials have no human rights." Almost  every week , for six years, I had to put up with attacks, especially from the weekly publications, reporting erroneous information about me, and there was no way to stop them. This was a kind of culture shock  for me. Also in the Diet, politicians seemed uninterested in policy, and more concerned with simplygaining power. 住民税を支払わなかったことの弁明であるが、週刊誌側も時効にならなないうちに、はっきりしてもらいたいものである。株の無償譲渡の件については触れていない。政治家が政策に関心を持たず、権力を得る言葉ばかりに関心があったと述べるくだりは、強烈な発言であるが、唯我独尊のにおいがしないでもない。

竹中氏の支えになったのは、一番に小泉総理、第二に、世論、第三に、少人数で組成された「竹中チーム」であったと述べている。

郵政民営化の点では、西川社長が一定の成功を見せることが大事であると述べたうえで、これは意外な指摘であるが、民営化が進展していることを具体的にみせるために、東京駅前の郵便局を改築することなどが重要と述べている。

これはちょっとおかしいのであるが、神田の近くの小伝馬町の公園を訪れて、吉田松陰の言葉をみて、激励を受けたとの発言もある。

安倍政権については批判的である。東京大学を民営化するとか、小泉時代のようにエキサイトするような具体的な改革がないと言う。

初めてアメリカに言ったのは、1981年だという。ハーバードには、Center for International Affairsの計画で言ったと言う。ライシャワー教授が存命の頃だとも言う。

その他、不良資産処理についての手柄話のような記事があるが、言われるがままの不良資産処理で、日本の金融機関の存立を掘り崩し、りそな銀行の処理に見られるように、何もしないことが、日本を救ったのではないかとの見方があることも事実である。

閣僚であった大学教授が、外国の商工会議所の、年の顔になる。外国資本の拍手喝さいをあびるのはそんなにいいことなのだろうか。プーチン氏が、アメリカのタイム誌の年の人になったような、奇妙な醜悪な話にならないのだろうか。商工会議所の人選の見識も疑われるところであるが、選定の経緯に説明は見当たらないと指摘したい。

ちなみに、在京アメリカ商工会議所の会頭は、またまたAIG保険会社の持株会社の韓国日本担当者が就任している。チャールズ・レイク氏の小泉・竹中構造改悪に果たした役割は、これからも検証するに値することかもしれない。

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