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Books 3

第三冊目は、今西光男著の占領期の朝日新聞と戦争責任である。今西氏は、今年一月に退職した朝日新聞オービーであり、昨年六月に、「新聞 資本と経営の昭和史ー朝日新聞筆政・緒方竹虎の苦悩」を出版しているから、その続編にあたる。朝日新聞の出版部門が、この四月から、分社化子会社化されることから、この出版は朝日新聞社の出版としては、朝日選書の840点目、最後の出版になるという。

終章の題は、かかる時きみしあらばと、とある。緒方竹虎の争議には、一万数千人が詰めかけ、大隈重信の国民葬以来のものだといわれたという。終章の文はこうだ。

「しかし、今の新聞界には、「資本」と「権力」に対峙しようとする気骨ある「筆政」は見当たらない。2.26事件で反乱軍兵士と毅然と向かい合ったかつての筆政の姿を思うとき、主筆と称しながら政界のフィクサーであったり、単なる名誉職と化し、その識見を紙面で読者に問うこともないというのでは、さみしすぎる。その意味でも、「君逝きしより、思うこと多し」である。」と書いてある。

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