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Tibet 8

桐蔭横浜大学教授のペマ・ギャルポ氏が、北京五輪でチベット問題を隠蔽する中国という小論文を書いている。1959年3月10日のラサでのチベット人の決起と、それ以来のチベットの植民地化を書く。最後の部分を引用する。

「北京オリンピックが近づき、日本もお祭りムードが盛り上がってきているが、なぜそのマスコット4匹のうち2匹にチベットの動物を使っているのか。なぜ、聖火ランナーたちがヒマラヤに上る必要があるのか。すべては、チベットが中国の一部であるという既成事実を世界に示すためであり、神聖であるはずのオリンピックを政治利用しているのに過ぎないのである。チベット問題には、政治、経済、人権、環境、人種などさまざまな側面があるが、その根底にあるのは民族自決権である。中国が真の法治国家になり、国際社会の常識が通用する普通の国家に変わるまで、(ダライ・ラマ)法王が希望するような正義、誠意に基づく解決はありえない。中国人との共存共栄も、現在進行中の巧みな同化政策を見ている限り幻想といわざるを得ない。しかし、法王とチベットの民には希望を抱き続ける以外に選択肢はないのだ。やまない雨はなく、明けぬ夜はない、という人類が長い歴史の中で培ってきた希望の原理だけを頼りに、精一杯に民族アイデンティティーを保つことに徹している。」

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