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Fake Privitization 58

 当ブログの読者から、逓信記念日の式典について、4件声が寄せられた。いずれも怒りの声である。まずは、4月21日の夕刻である。第75回の郵政記念日は、4月20日であるから、当日が日曜にあたったために、21日に式典が行われるのは予想していた。帝国ホテルで式典がいつもはあったから、帝国ホテルにいったら、ホテルオオクラに変更になっているとのことで、ホテルオオクラに行ったら、OBも誰も招待していないとのこと。もともと郵政のマスコミ関係者であるから、招待状はなかったが、会場の受付に顔見知りの人がいたので、頼んで会場に入ったら、長年勤務していた人の表彰式ばかりで、お客さんや、郵政の関係の人は誰もいなかったとのことで、当ブログに一体どうなっているのだとのコメントが届いた。当方は、郵政会社の具体的な式典内容について知らないので、コメントを控えていたのであるが、翌日には、その式典の会場で30年勤続の表彰を受けたという方から、郵政の歴史を無視するような式典だったとのコメントを頂戴した。今日に至って、会場の写真が届いた。301_0194 会場の正面には、第75回郵政記念日との表示もなく、ましてや国旗の掲揚もなかったという。2番目にコメントしてきた人は、噂話だが、元郵政大臣の野田聖子氏が(帝国ホテルの社員だった経歴でサービス精神を叩き込まれた方)郵政民営化反対だったので、帝国ホテルの会場を変更したのだというまことしやかな話があり、日米構造協議の成果を示すためにアメリカ大使館の近くのホテルに変えたという信じられないような話が、ひそひそ話になったそうである。毎年、4月の日を予定していた帝国ホテルはきっと大損害に違いない。4件目の情報は、長年勤続した方の名前を読み飛ばしたというものである。読み手のミスの可能性もあるとしている。それよりも、郵政の歴史を抹殺しようとの意図が働いているのではないかというのが、4件のコメントを頂戴した読者の怒りの根幹であった。市場原理主義者は歴史を大事にしない。刹那主義で、利益を上げるだけの拝金の徒であり、歴史や文化などは無用の長物であるとしか考えていないことは容易に想像できる。関係者によれば、従来は、国会の両院の委員会の長等が、あるいは功労の社外の団体などが招待されて、質実ながら、それなりの威厳のある式典だったという。民営化された郵政事業の初めての式典は、郵政との決別を誇示するような、伝統破壊の文化大革命の集会のようであったとの感想であった。(写真を詳細に見ると、総務大臣の隣に、金融担当の大臣が着席している。その右は不明)(郵政民営化が金融と火金融の分離であったという本質的な問題が、こうしたことからも読み取れる。)

それから重要なことであるが、団体旗の掲げ方が間違っているのではないだろうか。外から見て左側が優先されるから、民営会社のマークのついた旗を、優先させて、〒旗を貶めていることが読み取れる。伝統と文化に対する礼を欠いた、失敬な式典であり、しかも閣僚がそうした席に着座しているのは奇怪である。市場原理主義者の支配するようになった郵政会社が、旗を出したまではよかったが、逓信の歴史を貶めるような旗の掲揚の仕方は大問題である。国旗であれば、もっと大問題になったことと思われる。社旗と、逓信旗との掲揚の問題について露呈した貴重な写真である。

逓信記念日、または郵政記念日のおさらいをしてみたいが、ウィキぺディアに格好の記事があったので、とりあえず、リンクを貼る。

「郵政記念日(ゆうせいきねんび)とは、1871年4月20日(旧暦明治4年3月1日)に、日本で、それまでの飛脚制度に代わり郵便制度が始まったことにちなむ記念日である。

1934年(昭和9年)に一般会計から分離して通信事業特別会計が創設されたことに伴う記念事業の一環として、逓信省によって4月20日を逓信記念日(ていしんきねんび)として制定した。

逓信省が1949年(昭和24年)6月1日に郵政省と電気通信省の二省に分割され、逓信記念日は郵政省に引き継がれたため、翌1950年(昭和25年)からは郵政記念日と改称して記念行事が行われるようになった。

1959年(昭和34年)に郵政省の省名を逓信省に復帰させる法律案が国会に提出され、同年2月に衆議院では可決されたため参議院でも可決されることを見越して、同年4月20日の開催行事を逓信記念日の名称で実施し、これ以降は逓信記念日の名称が使用されることとなった。省名を逓信省に復帰させる法律案は結局は参議院で「逓」の文字を使用することに慎重な意見が多数を占めたため実現しなかったのだが、記念日の名称はそのまま逓信記念日が使われることとなった。

2001年(平成13年)の中央省庁再編に伴い郵政事業庁が設置され、また将来の公社化が予定されていたため、この年の4月20日実施分からは再び郵政記念日の名称で実施されることとなった。

郵政記念日には、郵政関係者の表彰、全日本切手展などが実施される。」とある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%B5%E6%94%BF%E8%A8%98%E5%BF%B5%E6%97%A5

何か、おかしなことが民営化された郵政会社で起きているようだ。関係者によれば、郵政公社の初代総裁として尽力した、生田元総裁やその他のOBの姿もみかけなかったという。(未確認情報であるが)労働組合の関係者も見かけなかったという。帝国ホテルの式典の会場の広々とした雰囲気とは違って、細長い会場で明らかに、対応のレベルを低下させていたという。私物化を誇示するだけの長年勤続した職員の表彰式だったのかもしれない。三件のコメントを寄せていただいた郵政の関係者の方をはじめ、郵政民営化の惨状のなかで苦しんでいる郵便局の関係者の皆様には、誇るべき歴史と伝統の力こそ、苦しいときに力になると申し上げておきたい。また当ブログに貴重な情報をお寄せいただいた向きには感謝申し上げる。

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