South
奈良県の西吉野村の北部の和田にある、賀名生(あのうと読む)の南朝の皇居跡を訪ねた。丹生川沿いにある。丹生というからにはきっと水銀が産出されたに違いない。
延元元年(1336年)12月、足利尊氏に追われた後醍醐天皇が吉野へ落ち延びる途中に賀名生の郷士堀孫太郎信増の邸宅に迎えられた。700年の歴史を刻む家が残っていることも驚きであったが、堀家の人がまだその家に生活しておられることはこれまた驚きであった。後村上天皇も吉野からの難を逃れて、その後、長慶、後亀山天皇皇居となったと伝えられている。堀家に伝来する宝物にはいろいろあるが、なかんずく、中央に赤色の日の丸が表現された幟旗(しき)は、国旗の由来を考える意味で、興味深いものであった。http://www.gojo.ne.jp/g-kanko/annai/nisi/kokyoato/index.html
| 固定リンク
コメント