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Devastated Forest 2

2005年5月20日の時事通信社官庁速報に次のような記事が掲載されている。

岩田一郎・島根県奥出雲町長

◇合併を機に職員給与を是正

 島根県の旧仁多、旧横田両町の合併で誕生した奥出雲町(1万5900人)は、中
国山地の山あいにある。合併を機に、町は旧両町でまちまちだった職員の給与体系を
見直し、給料表を国家公務員に準拠して簡素化。職位はそのままでも年齢が上がると
昇給する「わたり」の慣行なども廃止した。旧仁多町長から就任した岩田一郎町長
(いわた・いちろう=79)は「(歳出を)圧縮するといっても借金は返さないとい
けないし、住民サービスを落とすわけにもいかない。物件費も圧縮しているし人件費
しかなかった。どうやって人件費を減らすかだった」と、給与見直しに至った経緯を
振り返る。
 岩田町長は旧両町の合併協議会会長を務めてきたが、両町では以前に町長と職員組
合との間で締結された労使協定が人件費削減の障害になっていたという。「それ(協
定)を崩せるのは両町がなくなり協定書が失効する新町発足の日しかない」と、今回
の合併は抜本的な給与是正に向けた千載一遇のチャンスだったと説明する。
 町は合併特例法の期限ぎりぎりの3月31日に誕生したが、合併協議では庁舎位置
や合併期日などをめぐり対立。町長選も旧両町長による一騎打ちとなるなど、合併協
議で生じたしこりは根深いように見えるが、岩田町長は「人口が同規模の2つの町が
合併するときはこんなもの」と意に介さない。
 町長選では町の一体化と生活基盤の整備を訴えた。町内融和に向けては「旧横田の
住民の意見を聞き、行政運営を説明する」ため、旧仁多町長時代からしていた住民説
明会や自治会長との行政視察などを引き続き行う。また、旧横田町で遅れていたほ場
整備や下水道など生活基盤整備も積極的に進める方針だ。
〔横顔〕旧仁多町長を6期務める。今年5月、奥出雲町誕生に伴う町長選で初当選。
趣味は読書など。
〔町の自慢〕町内でとれる米は「仁多米」として県内有数のブランド産品に成長。東
京の百貨店やスーパーなどにも出荷されている。
〔ホームページ〕http://www.town.okuizumo.shimane.jp/

(2005年5月20日配信)     【iJAMP「インタビュールーム」より】

旧横田町と旧仁多町が合併して、奥出雲町が誕生しているが、旧仁多町の町長として善政をしいており、財政状態は圧倒的に仁多町のほうがよかった。岩田町長が、日頃から、自分の町を奥出雲株式会社というように、所得のないところに定住はないとの考えで、町行政を企業的な経営をおこなってきている。

その一例が、椎茸の栽培の、町営の会社である。http://www.oishiitake.com/ 有限会社であるが、れっきとした町営の会社であり、年間14億円の売り上げがあるという。設立時には、定住を目指す、町内外の雇用をおこなうために、一人当たり700万円の収入を目指したという。設立から20年が経過して、成功した。最近、孫会社として、まいたけの栽培の会社を設立したという。

仁多米というブランド化した、お米の生産もおこなっている。これも町営の会社である。http://www.nitamai.com/ 15度にもみのままで温度管理をしながら、注文に応じて、精米していくという方式であり、価格を高い水準で維持している。それが、結局農家の手取りが高くなる仕組みである。(つづく)

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