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Devastated Forest 6

全国森林環境税創設促進議員連盟定期総会(7月10日)における祝辞の挨拶は、次の通りである。

「全国森林環境税の創設につきましては、平素、格別のご理解とご協力をいただいております頃に、敬意と感謝を申し上げる次第であります。

 さて、外材の輸入により木材価格は低迷し、全国の森林は荒廃しており、一方、山村漁村の少子化は顕著となり、小学校・幼稚園は廃校、廃園するなど深刻な現状であります。

 全国の森林の整備が進まないのも、現在の森林整備費の負担率が、国50%、県20%、山林所有者30%となっており、山林所有者等がその負担分を拠出できないためであります。例えば、この山林所有者と新しく分収契約を結び、所有者の負担分を森林環境税から拠出できれば、全国の森林は着実に整備が促進できるものと考えます。(この項、下線強調)

 また、私は常に、「所得のないところに定住はない」との考えで行政に携わっておりますが、山村漁村では、働き場としての工場誘致を考えても若者はいなく、企業誘致がなかなか出来ない状況であります。

 一方、山村には森林整備という大きな働き場があり、漁村には海という大きな働き場があります。

 これまでのIUターンによる林業、農業、漁業の定住対策では、仕事に慣れるまでの所得が低く、数年で離職し帰っているのが現状であります。

 そこで、森林環境税による税源確保を行い、例えばIUターンの若者に対し、一定の給与が確保されるまでの期間、雇用者に対し助成することによって、IUターン者の所得の底上げを行えば、森林整備や漁業に従事する若者は定住をし、少子化対策も図られるものと考えております。

 森林環境税により全国の森林整備が進めば、現行の京都議定書で、平成20年度から約束されたCO2削減目標6%のうち、3.8%を山林が吸収するという約束も実行できますし、都市部の理解も得られ、山村漁村の再生は着実に実現するものと考えます。(前2項、下線強調)

 本年4月に京都議定書の第一約束期間が始まり、また、昨日閉会した北海道洞爺湖サミットでは、環境問題が大きなテーマとなり、半減への挑戦が始まるなど、国民の環境への意識が高まっていることに加え、本年は税制の抜本改革が予定されており、森林環境税に向けたかつてない機会を迎えております。

 これまで、全国山村市町村ならびに全国山村市町村議会では、国会議員の賛同を得ながら、森林環境税の課税客体を水道水、工業用水、発電用水、化石燃料に求め運動してまいりました。(森林環境税以下、下線強調)

 しかしながら、ここ数年、都市と地方の格差は顕著となり、また、油や飼料、肥料の高騰、食料品価格の値上がりなど、国民の支出に対する拒否反応が高まっている中で、最近特に税財源を水道水等に求めることは、国民の理科が得にくい、厳しい現状となってまいりました。(この項、下線強調)

 そこで、これまで課税客体を「水中心」に求めてきましたが、「化石燃料」についても協力に運動していくことといたします。(この項、下線強調)

 本年の税制抜本改革の議論に乗せるための手続きの第一歩として、7月中下旬に開催が予定されております党の林政調査会等において要望する機会を与えていただくことが当面、先決であり、現在、林政調査会の幹部国会議員の先生等への働きかけを行っているところであります。

 森林環境税の創設を実現するためには、今年の税制抜本改革のこの時に、市町村連盟と議員連盟とが更に連携を強め、一緒になって力を結集して臨まなければならないと考えております。議員連盟の皆様におかれましては、今後とも格別のご理解とご協力を賜りますようにお願い申し上げます。」以上、切々たる主張であり、傾聴に値する。しかし、財政均衡論者や新自由主義の市場原理主義者は、こうした再分配の論理、都市と地方との格差是正については、至極否定的であることは否めない。

 

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