構造改革、民営化、市場原理主義の虚妄から、マインドコントロールを解くための参考図書館

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Shock Doctrine 8

第一部は、まず、電気ショック療法についての戦慄すべき研究開発の歴史をたどる。
ジョージオーウェルの、1984が、冒頭に掲げられている。「我々があなたを完全に空にして、その身体に我々を注入する。」と。

著者は、電気ショック療法の実験台となった、Gail Kastnerを訪問する。電気ショックによって記憶を失った。

1950年代に、CIAが、カナダのモントリオールの精神科医と共に、人体実験を行ったことが明らかになった。人間の心を同制御できるかという研究であった。1988年に、9人の元患者から提訴された裁判で、75万ドルの賠償金を支払った。カナダ政府も一人、10万ドルの賠償を行った。その人体十毛を行った医者は、Ewen Cameron、スコットランド生まれのアメリカ人、で、、ニュルンベルグ裁判でルドルフヘスの精神鑑定を行った三人の精神科医の一人。インシュリンの大量投与、八回もの電気ショック。

脳にショックを与える方法。

1940年代に、ヨーロッパと北アメリカで人気。脳の切除を行う、ロボトミーよりも、永久的なダメージが少ないとされた。記憶喪失があり、幼児に戻るような。後退現象が副作用としてあった。あることも話すことも忘れてしまう現象も起きた。

しかし、その後退現象が重要とされ、まっさらになった脳に、新しい記憶を植えつけることが出来るとした。キャメロンの研究にCIAが関心を持ち、1953年に2千5百万ドルの予算で開始された。

アメリカは、共産圏で、洗脳技術が開発されたかもしれないと云う事で、あった。朝鮮戦争で、捕虜になったアメリカ兵が、資本主義と帝国主義を自ら批判したことも驚きであった。

Cameronの研究に対しては、1961年までCIAの財政支援が行われた。拷問という言葉は、一度も使われず、マインドコントロールとか、洗脳という言葉が使われた。

1988年に、ホンジュラスでの暗殺と拷問にアメリカが関与したことが明るみに出た。

CIAの強制的な尋問についての1963年に作られた、マニュアルも情報公開法で表に出た。83年版も公開された。監獄の窓が高いところに作られるべきで、光を遮断できるようにするなどとも書かれている。
逮捕は、夜遅くとか、早朝とか詳しくかかれている。人間としての感覚を失わせることが必要とされた。電気ショックは、世界のいたるところで使われている。フランスは、アルジェリアの独立戦争でも使った。1966年には、CIAは、電気ショックの機械をベトナムに持ち込み、人体実験をおこなっている。ジュネーブ条約に違反していることは明白であった。しかし、アメリカ人は直接手を下すことはせず、現地時を教育するなど間接的に拷問をおこなった。しかし、9.11以降、アメリカ人が直接関与することになった。

シカゴの空港で逮捕された、Padillaの事件。人格を破壊した。数千人の逮捕された外国人。グアンタナモの監獄。カナダでの人体実験と同じ?

破壊するだけ。

第二章は、ミルトンフリードマンについて、レッセフェール研究所の精神化の医師のようなものだと解説する。

シカゴ大学経済学部。科学は測定と書いてある。思想の学校。我々は、戦死であった。苦い薬を飲ませること。自由市場が完璧なシステムであるから、シカゴ学派は、原理を更に厳格に適用することになる。

フリードマンは、ハンガリーからの移民の子供。理想主義とラジカリズム。
マルクス主義者のユートピアと同じように、シカゴ学派もユートピアを求めた。市場を政府の介入から救うものだとの考え。汚染されていない資本主義への回帰を求めた。1950年代にシカゴ大学で教えた、ハイエク。47年にフリードマンはスイスに、ハイエクとともに、モント、ペレりん蔬菜得ティーを結社している。

大恐慌でのケインズ。アメリカの社会保障、公共医療のカナダ、イギリスの福祉、ドイツとフランスにおける労働者の保護など、すべてがこの時代につくられた制度である。

プレビッシュ報告。チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルの一部。中産階級が生まれた。ケインズ理論の勝利。しかし、面白くないと思う勢力あり。経済界の意見の代弁。フリードマンはディベイトに強い雄弁家。

新保守主義の運動を提唱。政府のあらゆる規制を撤廃。政府の財産をすべて売却。社会政策の予算を大幅に削減。税金ももしあれば、出来るだけ低率で、貧富の格差を問わず同じ率とすること。政府は、地元の産業を保護してはならない。すべての価格は、賃金を含めて市場が決めることにすること。健康保護、郵便局、教育、年金、などなどすべて私有化。国立公園も私有化。

共有の財産はすべて私有とする。植民地主義と同じ。規制がない。地元を無視した収奪。国家が新しいフロンティアとなる仕掛けを求めた。

開発途上国での開発に反対する。アイゼンハワー大統領は、国内ではミルトンフリードマンの考えをとらなかったが、海外で、それを採用する。イランのモサデグ政権が、石油を国有化。スカルノの台頭。ラテンアメリカの成長を好まない。
ダレス。CIA長官の弟ダレス。イランとグアテマラでの政府の転覆にアメリカが関与。ユナイテッドフルーツ社との関係。

チリからの大量の学生のシカゴ大学での受け入れ。戦士としての学生の養成。1957年から70年まで100人の受け入れ。三分の一の学生がラテンアメリカから。フォード財団。イデオロギーのアメリカからチリへの移転。チリでは、70年には、銅山の国有化。アジェンデ政権の登場。対決。ブラジルとインドネシアでの政権の打倒。インドネシアのバークレーマフィア。
チリで、インドネシアの手法を使う。

チリは最初のシカゴ学派の学校。反革命の国。

ピノチェット政権の誕生。反革命。恐怖政治の導入。抵抗するものは殺す。
3200人が消えて、8万人が投獄され、20万人が海外に亡命した。
三位一体。ミルトンフリードマンの三原則。1975年3月、フリードマン、チリを訪問。27%の支出削減。あらゆる部門の民営化。電気ショックの精神科医と同じ。景気後退を意図的におこなう。15%経済が縮小し、失業率は20%となった。グンダー・フランク。シカゴ大学卒業生、しかし、フリードマンを批判。軍隊と政治的なテロでしかないと喝破。A nation of owners.

ハイエク教授が1981年にチリを訪問。

シカゴ学派の云う事を聞かなくなったピノチェット。民営化しなかった銅山会社が収入源。Corporatism。45%が、貧困層になる。チリは、世界で最も貧富の格差の大きい国のひとつ。

ブラジルへの波及。フリードマン、ブラジル訪問、1973年。その次はアルゼンチン。

90年にチリの真実調査委員会。虐殺。ヘリコプターから人間を投げ落とす。
人間が消える。

困難な時代の証人。Rodolfo Walsh.
経済政策。計画的な悲惨。

War on Terror

1976年8月、レテリエのワシントンでの暗殺。

計画的な抹殺。ジェノサイドの定義。国連のジェノサイド条約の文の歴史。
History is ours and the people make it.
裏切り、人間の信頼の喪失。子供。

只の人権問題ではない?アムネスティーも中立。

第三部

マハトマガンディーの引用。人間の貪欲の問題を解決しなければ運動は失敗する。

第六章. サッチャリズムと有用な敵

フォークランド戦争。

Only a crisis-acutual or perceived produces real change.
Milton freedoman 1982

第7章、あたらしいショック療法担当の医者。独裁に変る経済戦争。

ボリビア。三十歳の経済学者、ジェフリー・サックス。ハーバード大学教授。

ショック療法のパッケージ化。

アルゼンチンの経済危機。

Disaster capitalism

第九章、ポーランド、の危機。中国での大虐殺。

1988年9月、フリードマン、北京と上海を訪問。フリードマンの自由の定義には政治的な自由は入っていないかのようである。

第十章、南アフリカ

1990年2月11日、ネルソンマンデラが、釈放解放(1962年に逮捕される)。

ロシア。第11章。

第12章、統計数字の操作。Mr.Budhoo’s Letter of Resignation from IMF(50 Years is enough)

第13章。アジアの危機。構造改革。

第五部 ショッキングな時代。ホームランドセキュリティーバブル。
国防総省でのらむずフェルトの演説。軍隊の民営化。タミフル。市場価格で購入する役割。それが政府か?テロリズムの市場。

会社主義の国家。昔の取り巻き。

イラク。ショック過剰。イラクを消すこと。大量拷問としての戦争。博物館からの略奪。文化と伝統の破壊。第17章。イラクの政府。
第18章。民主主義の剥奪。イラクのショック療法。

第7部

第二の津波。

第20章 災害のアパルトヘイト。

イスラエル。平和の機会を失う。陰謀を企まなくても、危機が訪れる。

ショックが磨り減る。人民の再建の始まり。レバノンの電気通信の民営化。

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