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Fake Privatization 103

毎年夏に、全国でラジオ体操の大会が開かれている。中央大会が持ち回りで開かれるが、これは、1928年に宮廷心象簡易保険局が昭和天皇の即位の大礼を記念して開かれているものである。子t氏は、7月27日に東京の有明で約6000人が参加して開催されている。首都で開かれた割には、非常に少ない参加人数であるが、奇妙なことに、民営化後初であったから、逆に民営化後で参加者が少なかったのであるが、これ見よがしに、日本生命の社長が、民営化されたかんぽ生命の社長や幹部と並んで参加していたというのである。

日本生命と民営化されたかんぽ生命とは、業務提携を行い、何とか民営化後の商品開発を進めようとしているが、かんぽ生命のほうは、顧客が急速に少なくなってきていて、成績は前年の三割に届くかどうかの状態にあるといわれている。

来年度にも日本生命の協力を受けた新商品の開発などと、かんぽ生命の幹部は主張しているようであるが、もともと簡易保険は、市中の生命保険が機能しない社会政策として発足した敬意があり、全く説得力を持たない。

日本生命の社長は、ラジオ体操に参加して、郵政かんぽとの緊密な関係を誇示するかのようであるが、もともとの関係が基本的に異なる物であり、そうした早朝からの体操会に参加していること自体がこっけいな様相を示している。ラジオ体操が日本放送協会のラジオ・テレビ番組で、特に中央大会は全国中継されるので、参加したことも考えられるが、いよいよ矛盾を露呈するものであった。日本生命は、限度のある簡易な保険に関心を持つのではなく、もともとの生命保険業に徹するべきものであり、しかも歴史を積み重ねた行事にのこのこと出るのは、外資保険の第三市場においての競争に注力するほうが大切ではないだろうか。日生の「おばさん」の努力を無にするような話であり、業界のガリバーとしてのおごりがあるのではないだろうか。猛省すべきではないだろうか。

簡保はそもそも弱肉強食のなかで、社会保障政策を補う補助的な保険制度として発足したものであり、それは、鈴木梅四郎などの名前が残るように、国民皆保険制度を保管するものとして、大正デモクラシーの時代に世界に先駆けて発足した制度であり、日本生命が世界に冠たる制度であった簡保を破壊あるいは侵食する側に回ることは、好ましくないし、むしろ、世界の保険業界の不当な競争に対して挑戦すべきではないだろうか。

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