構造改革、民営化、市場原理主義の虚妄から、マインドコントロールを解くための参考図書館

« Fake Privatization 99 | トップページ | Fake Privatization 100 »

Market Fundamentalism

9月2日のバンコクポスト誌は、2面で、タクシン前タイ首相の汚職事件についての新たな訴追について報道している。その概要は、「シン・コーポレーションの傘下の携帯電話会社を有利にして、660億バーツ、相当の損害を国営企業である、TOTとCAT(iいずれも公営の企業体)に与えたという告発である。前首相は、ロンドンの逃亡中であり、妻のポトジャマン氏は、三年の懲役刑の判決を受けている。第一の事件となった土地問題については、9月17日に判決が出る予定である。タクシン一族の財産没収の告発も出されている。最高検察は、760億バーツの現金と、2001から2006年までの総理の公職に会った期間中に収得した資産を没収することを検討している趣。760億バーツは、携帯電話会社をシンガポールの政府投資ファンドであるテマセクに売却した利益に相当する額である。脱税については、120億バーツ相当である。」というものである。

いずれにしても、国民の資産を外国に売却して、しかも、脱税の容疑で告発が行われたのは、ドイツの郵政の総裁の、海外への資産移転とその脱税事件と似ているようにも感じる。

香港上海銀行などは、どんなかかわりになっているのだろうか。バンコックの空港にも成田にも、同銀行の大きな広告が、これ見よがしに、飛行機のタラップなどに掲出されているが、根幹では市場原理主義が関わっているようの思えてならない。外資の関係者が、日本の行政改革と称する改悪についても、表裏で見え隠れしているからである。

今回のタイの政局は、市場原理主義の暴虐に反対する中産階級の、しかも文化と伝統を守ろうとする勢力の反対運動である。日本では、福田首相の微妙な路線変更の動きにもかかわらず、政権が瓦解した。市場原理主義の力は日本ではまだまだ支配的であり、いわゆる上げ潮派の新自由主義は、あらゆる手法で、権力の維持を図ろうとするだろうが、しかし、世界の潮流は厳然として変りつつある。

|

« Fake Privatization 99 | トップページ | Fake Privatization 100 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/209267/42379370

この記事へのトラックバック一覧です: Market Fundamentalism:

« Fake Privatization 99 | トップページ | Fake Privatization 100 »