構造改革、民営化、市場原理主義の虚妄から、マインドコントロールを解くための参考図書館

« Nobel Prize | トップページ | Economic Hitman »

Market Fundamentalism

リーマンブラザーズの経営破たんではじまった、市場原理主義の破綻は、未だに世界をのた打ち回っているかのようである。リーマンの倒産は、資産規模66兆5000億ドルのアメリカ過去最大の破綻であった。同じ9月15日には、メリルリンチ証券がバンクオブアメリカに身売り、翌日には、世界最大の保険会社、AIGが破綻した。実質的な国有化である。資本主義が社会主義に転化した一瞬であった。日本の簡易保険を民営化せよと裏であおった勢力が破滅したのである。日本にその代表がいて、外国商工会議所の会頭をしていたが、どんな反省の弁があるのか聞いたこともない。地方新聞に大きな広告を出して、安心せよとのご託宣であるが、戦後の海外旅行ブームで、どんどん稼いだ恩義があることなど全く感じないことのようだ。恩義などと東洋の価値など、何年日本で会社経営をしていても理解しようとしない横柄である。欧州に直ちに飛び火して、中央銀行が協調融資に踏み切ったり、利下げを急いで行った。もちろん、米国政府は不良債権買取の為に巨額の公的資金の投入に踏み切った。米国議会では大紛糾したし、なぜ、銀行だけを助けなければいけないのかとの基本的な問題には答えきっていない。ましてや、今回は、日本の土地バブルとは異なり、金融工学という手品で、正体不明の証券化商品が世界中にばら撒かれ、誰が最終的に損失を追うのかよくわからない状態での危機管理であった。サブプライムの元凶である住宅の値段は下がり続け、自動車メーカーなどの経営悪化が伝えられており、失業率は上がり、景気後退が続いている。サブプライムの資金は、石油市場になだれ込み、突然産油国が金満大国となり、中国などは、共産主義をかなぐり捨てて、株式市場の操作に狂奔した。輸出で巨額の外貨を稼いだが、オリンピックを開催したまでで、その国内配分は行われず、チベットや国内少数民族の弾圧に躍起となる矛盾である。日本の金融行政の責任も問われよう。異常な低金利とデフレ政策で、世界に国民資産を流出させた。まして、郵政民営化などで、国民資産の郵貯の虎の子を海外に持ち出して、外資の手先となってぬれてに粟の一攫千金を目した勢力もあったほどである。世界に過剰流動性を作り出したのは、もともとは、日本の金融行政、日銀などの責任も大きいものがある。その総裁は、無名のファンドに投資をして、巨万の利益を上げた人士であるから、日本のモラル、道徳もすっかり地に墜ちて、世界の尊敬を失っていたことは重大である。国際経済のあり方などについての規制が必要である。国際的なほうの支配が必要である。世界第二の経済大国として、又アジアの唯一の経済政治の安定している国と下は、手先になることを拒んで、世界の安定の為に主張する二本であっていい。アメリカは、今回の金融危機の中で、雑談めいた劇場政治をすてて、バラックオバマという、異能の大統領を選ぶことにした。前の官房長官が、人種問題をあてこすったという報道もあるが、アメリカは起死回生を図ろうとしているのかもしれないが、大演説をかの国の大統領予定者が武って国民を鼓舞しているときに、小泉依頼のなれないマスコミのぶら下がりとやらで、コメントをする場面をテレビで見るときにはやりきれない思いをするのは、当ブログだけだろうか。ドイツもロシアも、フランスもイタリアも、それなりに、国益をかけて世界情勢の変化に対処している。北京なども祝電を打ったほどだ。タイのタクシン首相の亡命をイギリスは拒否した。ロシアの大統領は、カフカスのアメリカ介入を皮肉ったし、中東の首脳は、平和のための交渉を歓迎している。イスラエルなどは選挙を先延ばしにして様子を探っている。隣の韓国では、通貨が急激にきり下がるという困難に直面している。

依然として危機は継続している。オバマ大統領予定者のスローガンではないが、変化(交替)、団結(結束の方がいいか)(あるいは一体感)、そして希望が語られてしかるべきである。経済などは、政治もそうであるが、希望があれば多少のことは、多少の痛みは耐えることが出来るし、優れた国民性を持つ日本であればなおのことである。大局が語られることがなく、つまらぬ枝葉のことばかりで、政治が時間を失っていくことは、国益に反するのではないだろうか。

規制緩和、民営化(郵政民営化などを含む。高速道路無料化にも踏み切るべきだ)、そして公共政策(医療制度、年金制度などあらゆる公共事業、土建ばかりではなく)の削減を、直ちに停止すべきではなかろうか。カネはある。財政赤字を言うが、本当の債務は小さいのだ。円高で日本に資金が還流している。その受け皿になる、希望の政策施策を立案するタイミングである。港湾でもいい。空港でもいい。研究開発でもいい。新しい時代のためのエネルギー政策でもいい。カネを日本の国民の為に使う政策を打ち立てるタイミングである。怯んではならない。日本は思ったほどには沈んでいない。対抗勢力が抵抗しただけのことはある。国民が結束してこの難関を克服するために心をあわせる必要がある。救国勢力の結束の必要性は、与党野党の違いをも克服しなければならない。もちろん、市場原理主義、あるいは強欲の金融資本主義の走り使いをした連中が退場することは、条件としなければならないが。

|

« Nobel Prize | トップページ | Economic Hitman »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/209267/43063648

この記事へのトラックバック一覧です: Market Fundamentalism:

« Nobel Prize | トップページ | Economic Hitman »