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Takatoki

Pc140042 歌舞伎座で、新歌舞伎18番の内、高時を見てきた。高時は軍記物語の太平記に、北条高時が闘犬や田楽舞に凝ったことや、烏天狗に酔ってたぶらかされた話が書いてあるが、それを題材にして、明治十七年に市川団十郎によって初演された。河竹黙阿弥の作である。

あらすじは、鎌倉時代の末に、北条の館の門前に、浪人安達三郎の母が孫の泰松を連れてやってきたところに高時の愛犬雲竜に近づき、母の足に雲竜が噛み付く。安達三郎は人に噛み付いた悪犬を退治してしまう。高時の家来の長崎次郎が駆けつけ、母と孫を人質にして、三郎を絡め捕ってします。これが、北条家門前の場である。

幕がかわり、北条家奥殿の場となる。高時が愛妾の衣笠とともに酒宴を行い、そこに長崎次郎が現れて、愛犬雲量を安達三郎が打ち殺したと言上したところ、即座に三郎を死刑に城と命ずる。高時の沙汰を、大仏陸奥守が止めに入り、獣類に代えて人名を奪うのは天童ではないと諫言するが、云う事を聞かない。更に、秋田城の助入道が加わり、浪人の死刑を思いとどまるように諫言する。説得の仕方がおもしろい。北条家の二代執権義時の命日であるから縁起が悪いと説得して、ようやく高時は、思いとどまる。

高時の趣味は田楽で、酒宴のために田楽法師を呼び寄せているが、突然風が吹き起こり、館の明かりが消えてしまう。明かりを愛妾の衣笠などが取りにいき、その間に、からす天狗が出現する。高時の目には田楽の法師にしか見えないようだ。烏天狗たちは、高時をなぶりものにしてしまい、高時は酔いつぶれてします。天王寺の妖霊星を見ざるかと詠いはやし騒いでいる野を、見て、秋田入道や衣笠が、太刀になぎなたで、妖怪を追い払う。高時も気を取り戻すが、無念の面持ちで虚空をにらみつけるが、高時をあざわらうからす天狗の声が中空にこだまするばかりである。(つづく)

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