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Conservation 2

石油依存度が高くなったのもそれほど古くなく、日本ではわずかに50年だと、作家の石川英輔氏が述べていることを紹介する。フォードがT型フォードを発売したのが1908年であるからアメリカでは100年の歴史になる。その短い期間に、医学が目覚しく進歩しているはずなのに、現実には環境と生活が激変して、老人病が、年齢に関係なくあらわれるようになってしまった。気の毒なのは、子供たちで、生活習慣病にかかる子供が増えている。牛肉と魚の消費量が逆転したのが1988年で、自家用乗用車の保有が100%になったのが、1987年、小児成人病という言葉が定着したのが1990年だった。

石川氏は、石油の産出量が10分の一になっても日本のお家芸である小さなものづくり技術を生かせば石油の消費量がその程度だった昭和二十年代の生活水準に戻るわけではないという。冷蔵庫は使用電力が10年前の製品に比べて20%程度になっているし、自動車も省エねに向かっている。乗用車の大部分は深夜電力による充電で動くようになると。

週刊東洋経済の昨年12月10日号に掲載された自動車ジャーナリストでレースドライバーの清水和夫氏の発言を、最後に紹介している。

「たった一人の70キログラムの肉体を運ぶのに、1.5~2トンの車でエネルギーを大量に使う。100馬力といえば、電力で言えば75キロワット、馬100匹分。50世帯文のエネルギーにもあたる。たった一人の人間が移動するのが自動車というのはばかげている。大は省を兼ねるというパラダイムを小は大を兼ねるに切り替えたとき、自動車は初めて進化する。」「私たちは多分小は大を兼ねるというライフす足りるを持ちえている国民だと思うので、日本が率先することに期待します」という発言に驚いている。

以上、出版ダイジェストの評論記事を紹介した。傾聴に値する主張である。サブタイトルのように日本的転換で危機を希望に転じることが必要である。日本で、市場原理主義者が行ったような大規模化が解決策ではないようである。

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