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Creativity

日本の独創性についてノーベル化学賞受賞者の島津製作所フェロー田中耕一氏http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E8%80%95%E4%B8%80が、日本のものづくりの長所などについて議論している。日本経済新聞元旦号の特集記事である。

日本のものづくりはチームワークであり、仲良し倶楽部にとどまる場合もあるが、誤解があった。「チームワークは独創力と競争力を低下させる元凶。これからの日本は世界最先端の研究開発を行わなければならない。だから、独創的、カリスマ的エリートを育てて採用し、その人が部下を指導すれば、日本は良くなる」という誤解だという。ものづくりにチームワークは必須で、一人では全部は出来ない、若い日と場学んで育つ道場にもなる。

企業の研究者は、専門分野を深堀りすることは不得意だが、何かと何かをあわせて論を生み出す融合についてはチャンスがある。異分野の融合が行われるのが現場。日本の中で確立している。ところが、日本は独創的なことを、最先端のことを行えるはずのシステムを壊そうとしていたのではないか。総合工学である。自分がノーベル賞を受賞したときに、何で私が?と思っていた、企業に基礎研究者がいないと自分もそのかんがえ方に染まっていた。

欧米にもいい点はある。失敗したときに、次はがんばろうと、こそばゆくなるくらいに褒める。

ものづくりは失敗が許されないので、避けることばかりに注意が注がれていたが、最先端の製品開発はほとんどが失敗。失敗を乗り越えるためには欧米型の褒めて育てる文化も取り入れたほうがいい。

以上、要旨であるが、外国崇拝の新自由主義が自滅しようとしている現在、改めて新鮮な評論となっている。最後の褒めて育てる文化を推奨しているが、実は日本でもある。一度失敗して50点、二回失敗すれば100点との加点主義の現場も日本にはある。減点主義になっているのは、最近の経営者の、特に金融会社の経営者の外国物まねの産物なのではないのか。

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