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Corrupt Postal Privatization 127

驚くべき決着である。日本郵政の社長人事について、麻生総理と佐藤総務相とが官邸で、続投を認可するとの総務相の報告を基本的に了承したという。

 日本郵政の社長人事問題は、西川氏の続投に反対した鳩山邦夫・前総務相の更迭、西川氏の続投という形で決着させる見通しとなった。

 日本郵政の社内処分は、西川社長のほか経営陣4人が自主的に報酬を返上する内容であるが、巨額の資産の不正な売却があり、高笑いがとまらないような処分である。

 「かんぽの宿」売却に深くかかわるなどした宿泊事業部長の担当を変更し、更迭するなどとは、本当に郵政の役人あがりの部長を遠慮なく切り捨てることとしたようである。哀れなことではある。

 日本郵政は経営体制の改革も行い、会長職に、3か月以内に社外取締役から1人を選任する。経営監視のための組織「日本郵政グループ経営諮問会議(仮称)」を新設し、会長が議長を兼ねるというが、社外取締役は、奥田碩・トヨタ自動車相談役、牛尾治朗・ウシオ電機会長、丹羽宇一郎・伊藤忠商事会長ら財界人が名を連ねているものの、いよいよお仲間資本主義、市場原理主義の特徴ではあるが、が強化されるに過ぎないことは容易に予想できる。いよいよ、日本郵政の私物化が進むこととなった。

 日本の政治経済の再興を図るためにも、日本郵政の私物化と外国勢力への国民資産の移転を回避しなければならない。それにしても、正義の鳩山大臣を更迭して、不正の経営者を放置することは本末転倒である。世もいよいよ末の状況である。永田町と霞ヶ関にはよれぼし(妖霊星)が出ているようであり、政治家が異類異形の者に操作されているのではないか。国の乱れの大いなる兆候である。

下記ご参考まで。太平記巻五 関東田楽賞翫のこと より、

 ある夜酒盛のありけるに、相模入道数盃を尽くし、酔ひに和して立つて舞ふ事やや久し。若輩の興を勧むる遊宴にもあらず、また狂言のあやを工みにする戯れにもあらず。相模入道ただ一人立つて、数刻舞ひ給ひしかば、さして興あるべしとも覚えざりけるに、新座・本座の田楽ども、その座敷に並び居て、面々にはやしける拍子をかへして、「天王寺のや、よれぼしを見ばや」などぞ歌ひける。ある女房この声を聞いて、あまりの面白さに、障子の破れよりこれをみれば、新本の田楽どもと見えつるは、一人も人の形はなくて、異類異形の鳶、山伏の体にてぞありける。


(ある夜酒盛りがあり、北条高時は盃を重ね、酔いの勢いで立ちあがってしばらく舞っていた。若者が座を盛り上げようとする舞いでもなく、ざれごとを巧みに面白く見せるものでもなく、高時がただ一人で立って数時間舞っていたので、さして面白みのあるものでもなかったのだが、新座・本座の田楽士たちがいつのまにか座敷に並んで、めいめいに拍子をとって囃し立て、「天王寺に現れる妖霊星を見たいものだ」などと歌っていた。ある女がこの声を聞いて、あまりの面白さに障子の破れ目からこの様子を覗くと、田楽士と見えたものは、一人も人間の姿はなく、妖怪変化の鳶が山伏の姿をしているものであった。)

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» 佐藤総務相 日本郵政 西川社長続投を容認へ [ライフログ ダイアリー]
NHK「ニュース7」を見ていると「佐藤総務相、日本郵政社長人事で西川社長続投容認へ」という速報が流れました。 呆れた「できレース」です。 麻生首相が鳩山邦夫前総務相を罷免した段階で想定されていましたが、株主総会という手続きもせず早々と続投容認の発表。 西川氏...... [続きを読む]

受信: 2009年6月23日 16時05分

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