構造改革、民営化、市場原理主義の虚妄から、マインドコントロールを解くための参考図書館

« Market Fundamentalism is Dead 24 | トップページ | Corrupt Postal Privatization 142 »

Market Fundamentalism is Dead 25

 今日は、民営化された日本郵政の持ち株会社の株主総会の日である。株主総会と行っても、株主は国であるから、財務省の役人が出席して行われるだけである。通常であれば、主計局の次長が形式的に出席するのだろうが、今年は、その過程が全部明らかにされることになり、マスコミの関心の高さも相当な者があると推察される。というのは、鳩山総務大臣の更迭があり、西川社長の続投が同社の人事委員会などで決議されており、今日の株主総会にも当然のことながら、人事案がかかるからである。政府は、国民の意思を体してその議事に参加するからには、意志決定の過程が明らかにされるが、おそらく、小泉・竹中政治の延長線上で、郵政民営化が失敗したことを認めることをせず、また、民営化後のわずかの間に発生した色々の疑惑についても問題にせずに通り過ぎようとするのかも知れない。しかし、そうした現状黙認の瞬間に、政治・経済についての世論の転回が起きる可能性が高い。

 郵政民営化問題は軽微な問題であると述べる者もあるが、実は世界最大の額の国民資産をめぐる問題であり、だからこそ、超大国の一部金融資本が関心を示して流動化を図ってきたことである。虚妄の民営化を進められ、ガバナンスが大きく欠落した日本郵政に対して、政府がいかなる態度を取るのかが正式に明らかになる日である。もし、国民の大多数の意見を政府が、あるいは、代理人たる各省が反映させないのであれば、いかなる結果を招くことになるかは、推して知るべしである。世論調査では、聖域なき見直しを主張する鳩山元大臣に対する支持が圧倒的であり、続投を図る西川社長などは、逆に辞任すべきであるとの意見が圧倒的である。麻生内閣の支持率をも大きく引き下げた。そうした矛盾を塗り固めるのであれば、アメリカで市場原理主義に対抗して新政権が登場することになった(内線のような激しい対立が継続しているが)ように、今日は、光を求めて、日本郵政の利用者でありながら真の創業者である日本国民が、郵政の再興へ向かって大きく舵をきる回天の日になるように思う。

|

« Market Fundamentalism is Dead 24 | トップページ | Corrupt Postal Privatization 142 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/209267/45486068

この記事へのトラックバック一覧です: Market Fundamentalism is Dead 25:

« Market Fundamentalism is Dead 24 | トップページ | Corrupt Postal Privatization 142 »