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Perseverence 19

臥薪嘗胆のコラムの転載。

グローバル・スタンダード       2009.3.16

世界が急速に狭くなって、何事も国際化の時代になってきた感がある。どこの国も同じやり方、基準、考え方を取り入れることを国際標準(グローバル・スタンダード)に則るという。例えば、インターネットも携帯電話も、国際的に定められたやり方で行われるので瞬時に世界中につながる。

もっとも、電車で席を譲るなど弱者を労わるとか、老人を敬うとか、社会全体で未来を担う子供たちを育てるとか、というのは普遍的常識の話で国際標準とまでは言わない。他方、元首制度、選挙制度、議会制度など政治経済体制の在り方は、各国の任意であり国によってまちまちである。

郵政事業の在り方は、まさしくこの政治経済体制にかかわるものである。従って、外国のまねをしなければならないものではないし、ましてや、外国から言われたとおりにする必要も全くない。万国郵便連合で取り扱い手続きの国際標準化はなされているが、運営体制は各国の任意である。

一方、ここ数年で急速に国際標準化された動きが二つある。一つは、環境対策である。例えば、環境保護のためにホテルのタオルやシーツの取替え自粛を連泊する客に要請する動きが広まっている。もう一つは、禁煙である。職場はもとより、レストランなど公共の場所での禁煙を法令などで強制する国が急増している。愛煙家は、人に迷惑を掛けないよう、自宅もしくは人のいない青空の下でどうぞというわけだ。この二つについての日本の取り組みは進んだものとはいえない。特に喫煙については最悪である。赤提灯を含む飲食店での喫煙が認められていたり、いまだに新幹線に喫煙車両があったりする。

外国をまねる必要の無い郵政民営化と、まねるべき公共の場所での禁煙と。どちらがより早く見直され正されていくか。もはやするかしないかではなく、いつ行うかの問題であり、日本人の国民力、国際力が問われている。愛煙家の皆さん、これはあくまで公共の場所での禁煙の話ですから御寛恕を。

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