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Perseverence 20

臥薪嘗胆のコラムの転載。民営化を主張した大学教授、元財務官僚の窃盗事件につい手の評論である。頭の中での遊技でもてあそんだのが、郵政民営化ではなかったのかと断じている。

ある経済学者の窃盗                    2009.4.6

竹中平蔵氏の懐刀といわれたある経済学者が、窃盗容疑で書類送検された。財務官僚を経て竹中ブレーンとなり、4分社化郵政民営化案の有力シナリオライターとして、さらに政府内の埋蔵金の存在を唱えて有名となった人物である。今回の措置が、逮捕でなく書類送検だったことや、犯行後暫く発表されなかったことなども話題を呼んだ。

 経歴からして大変優秀な頭脳をお持ちの方のようだが、しかし、頭が良いからといって言動が正しいとは限らないのは世の常。もちろん犯罪行為と学問的業績は全く関係が無い。それは誰しも分かってはいるのだが、ついつい、だから彼のような窃盗容疑者が深く関与した郵政民営化は、それ自体極めて胡散臭かったのではないかと連想して思ってしまう。少なくとも、人の物は自分の物と安易に考えてしまうような性癖ならば、それと同様な感覚で、頭の中だけの遊戯で弄んだのが郵政民営化なのではなかったのかと。

信念を貫く男として有名な、前回の郵政選挙で落選した城内みのる氏も、自身のブログ

の中でこの事件に触れ、その他の人物名も挙げながら、『郵政民営化利権(かんぽの宿等)で名前があがっているお方に共通しているのは、「ばれなければ何をやっても良い。法律を犯しても良い。自分さえ良ければ(もうかれば)良い。」という倫理観、規範意識の希薄さである。こういう方々が「カイカク、カイカク」と新興宗教のように国民をだましてきた張本人の手先となっていたと思うと本当に腹立たしい限りだ。そう思わないか。善良なる国民よ、今こそ立ち上がれ!!』と憤っておられる。

この事件は、郵政民営化推進論者にとっては、悔やんでも悔やみきれない味方のエラーであろう。しかし、郵政民営化反対論者にとっても、実は残念な事態といえる。なぜなら、後年郵政民営化が見直されたとき、推進論者のサイドから、あれはたまたまあのとき身内に窃盗犯罪者がいたせいだ、理論的には間違っていなかったのだと開き直られる可能性があるからだ。いくら優秀かもしれないが、単なる一経済学者の社会的死亡消滅には左右されないほど、確実に郵政民営化は間違っている、その悪影響は日本を蝕んでいるということを再認識する必要がある。

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