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Perseverence 4

臥薪嘗胆のコラムの転載である。タイトルは、Perseverence としている。

郵貯と全銀システムの接続                   2008.12.04

来年1月5日から、郵貯と銀行のネットが繋がり相互に振込みが出来るようになるらしい。顧客便利向上の点から歓迎すべきことである。

これについて、郵貯銀行のホームページは次のように述べている。

「ゆうちょ銀行では、平成21年1月5日(月)に、全国銀行データ通信システム(全銀システム)に接続することにより、全銀システムに接続している金融機関(約1,500行)とのあいだで振込ができるようになります。
 開始時期は延期される場合があります。また、現在提供している相互送金サービス(ゆうちょ銀行と一部の提携金融機関の口座間で、口座内のお金を相互に送金するサービス)は、平成20年12月30日(火)をもって終了させていただくことになります。」

文中の「振込」と「相互送金」がどう違うのか、専門家でないと分かりずづらいが、逐次の個別接続から、全銀システム全体との接続へと一挙に拡充発展するということらしい。

問題は、こうした単純なことが何故今まで実現できなかったのか、ということだ。発展著しい分野であり、多くの銀行が既に繋がっているのだから、まさか技術的問題ではないはずだ。誰が、または、何が、これを阻んできたのか、そしてその阻害要因はどのようにして取り除かれたのか、さらに、この遅延の責任は誰が負うのか、こういったことが明らかにされる必要がある。

全国銀行協会が反対していたからなのか、それを応援する金融庁が阻止してきたからなのか、しかし民営化され金融庁の傘下に入ったのでようやく実現したのか、あるいはこれまで郵貯側にその気が無かったからなのか、などなど。

郵貯・銀行百年戦争が華やかだった頃、我々と銀行は一体であり夫婦のようなものである、たとえどんなに国民にとって便利であっても、銀行の敵である郵貯の利益になることは阻止しなければならない、銀行の利益を守るのが我々の仕事である、などと豪語した大蔵官僚がいたそうだが、そういった思想が基本的に踏襲されているとすれば、郵貯民営化がはたして国民の利益最優先で行われたものかどうか、大いに疑問が残るところである。

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