構造改革、民営化、市場原理主義の虚妄から、マインドコントロールを解くための参考図書館

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 佐藤優氏の裁判の最高裁判決があった。国策捜査の名前のごとく、国策が良い国策であれば格別、市場原理主義の悪策が国策となっているときに逮捕されて、咎められた。中南米では、市場原理主義者が、政府を乗っ取り、反対する人を投獄するばかりではなく、暗殺すら行われたから、この国ではそうした極端には及ばなかったことを喜ぶべきかも知れない。チリやアルゼンチンでの暴虐の暗黒が明らかになりつつある。つい、先日は、ホンジュラスで、そうした市場原理主義者の残党によるクーデターが発生したばかりである。日本の外交を弱体化させ、ロシアとの北方領土交渉を無実化させる勢力すら考えられるような、国策捜査である。そして、それを後生大事に判決をくだす。日本は何という国になったのであろうか。まだ、市場原理主義の残党が政治の世界でも跋扈しているようである。

 しかし、希望を捨ててはならない。この国は、権威と権力とを分離する国である。北畠親房が述べたように、神の国である。権力といえども、正統性がない以上、長続きはすまい。裁判所の中にも、検察の中にも、公平と正義を求める声はキッとあると思うが、組織になれば、上位の権力に反抗することもできない事情にあったことは理解できないことはない。しかし、世界的には、市場原理主義の、こうした国策捜査のごとき政治弾圧の手法は、完全に退潮に向かっている。まもなく、変わる。典型的には、アメリカに登場したオバマ新政権で、ブッシュの市場原理主義時代に行われた適正手続きを無視した司法のあり方についての反省があり、修正が加えられ、関与した権力者の訴追も検討されていると言われる。いずれの国においても、司法は、正義と真実によって支配されることが必要であるし、法治国家にふさわしいものである。

 現在、無実を主張しながら、収監されている元参議院議長の村上正邦先生が、吉野熊野の玉置神社を訪ねたおりに読んだ歌がある。玉置宮 山霧深く 神宿る とある。霧は今なお深いが、その霧のなかにも神が宿っていると。まもなく霧は晴れる。

 佐藤優氏は、日本の戦後の有数の思想家として発展する人と思う。今後の活躍を祈り、さらなる精進を期待するばかりである。

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