構造改革、民営化、市場原理主義の虚妄から、マインドコントロールを解くための参考図書館

« Clouds over the slope | トップページ | Independence »

Market Fundamentalism is Over

東京都議会選挙があった。大局的に見れば、投票率が上がって、それほどの絶対票を与党側は失ったわけではないが、あがった分だけの票が民主党に投票されたと言う数字である。新聞には、麻生おろしなどの見出しが躍っているが、こうした混乱の時ほど、政治とは何かを考える好機である。

 小泉元首相などは、麻生首相は解散できない、自発的に退陣すべきダなどとオフレコで明かしたと言うが、首相経験者で、しかも今回の自民党凋落の原因をつくった者が、政界辞任を目前にして、こそこそと発言すべきではない。姑息な手段を講じて、負けをいかに少なくするかなどとは政治の大道を歩く話ではない。東京都議会選挙の報道の時には石原都知事の子息がテレビに出て解説をしていたが、そんなことをするから、国民はいよいよ反発するばかりであった‥もともと保守の思想を持つ石原知事ではあったが、いつの間にか市場原理主義の肩を持つようになった。

 テレビが依然として低級のメディアに留まって、朝から井戸端会議のような話で、右往左往しているが、何か人気取りが政治になったかのようである。地方選挙で総理の首をすげ替えること自体が、おかしいのである。しかも、選挙をしないで、総裁を三人まで変えてきて、政権を維持したことがいかなる停滞をもたらしたかについて全く反省がないようである。麻生おろしの動きにも世論は敏感に反応しており、過半数が反対である。

 さすれば、堂々と解散して、負け戦を粛々として受け入れることが大切である。与党敗北の責任は首相ひとりの生ではない。市場原理主義を受け入れ、日本を破壊して、なおその責任を吐露としない、小泉・竹中政治に同調したことである。歴史の審判はアメリカで下っていることに対しても鈍感であったことだ。郵政民営化の問題にしても、更迭すべきは、西川社長であったことはもう明らかな事実だ。首相は、解散を断行して、踏ん張ることが必要だ。そうしないと、自民党の保守勢力自体が雲散霧消することになるだろう‥将来民主党が問題を起こしたときに、その批判勢力となることすらできなくなるだろう。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあるとの格言があるが、市場原理主義が終わったことを認識して、小泉・竹中政治の勢力から、今できなくても、近い将来に奪還して、保守の再構築を図ることの方が、自民党にとっては大事なことであろう。

 勿論、民主党は民主党の方で、政権交代を控えて、政策の具体化を詰めなければならない。市場原理主義の三大虚妄である、民営化、規制緩和、公共政策の縮小の策など、直ちに廃棄することを国民に提案しなければ、大勝はおぼつかないだろう。

|

« Clouds over the slope | トップページ | Independence »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/209267/45621519

この記事へのトラックバック一覧です: Market Fundamentalism is Over:

« Clouds over the slope | トップページ | Independence »