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Vatican and Russia will recover diplomatic relations

12月3日、世界的な大ニュースが世界を駆け巡った。ロシアのメドべージェフ大統領が、ローマ法王庁(バチカン)を訪問して初会談を行い、バチカンは1917年のロシアの十月革命で廃絶されてきた外交関係を正式にすることに合意したと発表した。ちなみに、バチカンとロシアは、500年前の1474年に外交関係を開始するという長い前史があるから、共産主義の防御区による断絶は歴史的には、短い間の政治現象と見ることも出来る。ロシアの東方正教会と、ローマのカソリック教会が分裂したのは、1054年のことである。

ソ連崩壊後、ロシアはバチカンとの外交関係の樹立を探ってきたが、むしろロシア正教会の反対で、九〇年代から、双方の代表部が設立されたが、外交関係までには至っていなかった。

現在、ロシア正教は、世界中に一億4千万とも六千万人とも言われる、信徒を要するから、ロシア正教と、バチカンとが、関係正常化すれば、キリスト教世界の大和解の動きにも弾みがつくことになる。

ビデオ映像が、最近発表されているので、参考までにご覧ください。

西洋キリスト教文明と、当方正教会文明とが、衝突に向かわずむしろ和解に向かったことが特徴である。二〇世紀の世界政治を主導してきた、ネオコンを中心とするアングロサクソン文明とユダヤ文明の野合に対抗して、ロシアとバチカンが手を結んだように見える。両者の歩み寄りは、ロシアの内政に対する影響はもとより、西側世界に与える影響は甚大なものがある。早速反応を示したのは、ヴィエトナムである。ヴィエトナムも外交関係をバチカンと結ぶ動きが活発化している。ロシア内部では、ロシア単独主義から、西洋キリスト教文明の本山と関係強化することで、国内の新興財閥の追い込みを図っている。ロシアは、トルコと同様に、ヨーロッパそのものではないが、しかし、ヨーロッパとの疑似統合の関係になり、外交的には、精神文化に根ざした全方位外交に向かっていく可能性も想像できる。上記で紹介したビデオ映像に、一昨年バチカンを訪問したプーチン首相の映像が残されているが、時代の変化を感じることが出来る。

ちなみに、中国では、依然として、バチカンとの外交関係など話にもならないような、カトリック教徒に対する弾圧を続けている。チベット、ウィグルなどの諸民族の抵抗同様に、地下教会の抵抗活動がつづいており、今回の、ロシアのバチカンとの和解を、中国共産党の対応についても一石を投じることとなった今回の、バチカン・ロシアの関係修復である。

思い出すと、小泉・竹中政治の時代のことであるが、前のローマ法王の葬儀に、世界中から元首が弔問に訪れる中で、川口外務大臣(当時)を派遣するという失礼をして、世界中の物笑いになったことがあったが、日本は、当時、アメリカよりも、また、ロシアよりも市場原理主義の拝金の徒に隷属していた状況にあったことがよく分かる。ローマ法王のヨハネス23世は、ポーランド出身で、ソ連・東欧の民主化を徹底的に支援したが、中国の民主化と開放については、新たな時代を待つことが必要かもしれない。場合によっては、またバチカンが世界史的に精神文化の開放を求めて行く役割を担うのであれば、周辺諸国出身からの法王であるとすると、ベトナム人や、日本人の大司教が、漁師の沓をはくことになる可能性もなきにしもあらずである。

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