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Disaster Privatization 5

 鳩山邦夫総務大臣(当時)が、かんぽの宿の一括売却問題について、疑義を感じたのが12月26日だとされる。正月が明けて、大問題に発展した。職を賭けて、麻生内閣の中で論陣をはったが、結局更迭されることとなった。郵便局長の団体の総会での挨拶の記録が残る。挨拶原稿を投げ捨てるかのようにして自分の言葉で話した。市場原理主義に対する的確な反論であった。JPエクスプレスに言及した部分もある。「私は郵便事業会社に対しても事業計画を修正認可、条件付認可をしました。JPエクスプレスに対する出資は認めるが、十月からゆうパックと完全合体することは認可しなかった。それで条件を付けた。何故ならば、JPエクスプレスという会社がいいとこ取りをして、過疎地では事業会社や局会社に迷惑をかける。そういうやり方があってはいけないというので、私は修正・条件付き認可しかしなかったのですが、内部では十月完全合体に向けてずいぶん文書等が出来ていますが、これから私は厳重に注意したい。私は、これからきちんと処理をしていきたいと思っております。」と述べていた。

 全国の郵便局長の団体の会報である「全特」8月号に、千葉で開催された全国から郵便局長が集まる総会におけるの鳩山総務大臣の挨拶内容が記録されている。その一部である。(当方ブログの読者からの資料提供があったものである。)

 「 ・・・・・・先ほど、縄文以来のゲマインシャフトだと申し上げた。ウエットで、しなやかで、お互いの心が響きあうような、そういう幸せな社会をつくるのが日本のやり方。アメリカは強い国ではあるが、文化がカサカサしている。利益を生むか生まないか、それだけです。かんぽの宿が赤字だから不良債権だと言い放つ人さえいる。不良債権だから企業会計原則によって、減損会計でもの凄く低い値段に評価して売り飛ばすから間違いない。これは米国流のカサカサした間違った価値観の導入としか言いようがない。

 「しかも、簡易保険法には、かんぽの宿は加入者の福祉施設であって、ただでお風呂に入れ、ただで泊まらせてもいい、一部のお金を利用者から取ってもいいと書いてある。つまり、儲けてはいけないと書いてある。すなわち、赤字という概念を使っていいのか疑問がある。大企業が社員寮を作って、赤字だといいますか。それを無理矢理赤字だから、不良債権だから売り払うんだ、そういう考え方は改めてもらわなければなりません。

 したがって、日本郵政の事業計画にはそういう条件をつけて認可したわけですし、十七箱の段ボールを調べて十六の問題点を抽出して、業務改善命令も出させていただいた。どうぞ、真剣に取り組んでいただきたいと心からお願いするものでございます。
 また、私は郵便事業会社に対しても事業計画を修正認可、条件付認可をしました。JPエクスプレスに対する出資は認めるが、十月からゆうパックと完全合体することは認可しなかった。それで条件を付けた。何故ならば、JPエクスプレスという会社がいいとこ取りをして、過疎地では事業会社や局会社に迷惑をかける。そういうやり方があってはいけないというので、私は修正・条件付き認可しかしなかったのですが、内部では十月完全合体に向けてずいぶん文書等が出来ていますが、これから私は厳重に注意したい。私は、これからきちんと処理をしていきたいと思っております。

 いろいろ申し上げたいことがありますが、局会社を入れた四事業が一体感がなければいけない。私は申し訳ないけど,郵政民営化には賛成をしました。しかし、郵政の文化を守るためには、当然、光もあれば影も大きいから、影を少なくするのが郵政担当の総務大臣の役割だと、当たり前のことではありませんか。・・・・・・」

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