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Hawaii

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明治憲法は、アジアで初の近代憲法と言われるが、実は、欧米以外で近代憲法を初めて制定したのは、有名なカメハメハ大王が建国したハワイ王国が1840年に憲法を制定している。オスマントルコは、1876年であるから、その三十年もまえのことである。このハワイ憲法は、男子普通選挙も実施している。ハワイは、18世紀の終わりに、クックが来航して以来、西洋列強の文化経済の浸食の最前線となっていたのである。万延元年の徳川幕府の使節団はハワイに立ち寄っている。当時の国王、カメハメハ四世にも謁見している。

「国政は万国普通の法なる故に、英、仏、亜の如き強国の民似ても法外のことあれば度人裁判してこれを摘みすといえども、異論起こらず。これ各国に和親して、国政公平なる故に、各にらみ合いにて、小国とあなとることあたわず」と、初めてハワイの議会を1858年2月に、日本に帰還する途中の漂流民であった、ジョセフ・彦が書いている。

しかし、その後、ハワイ王国は、米国の植民地となり、今では、米国のひとつの州となっていることは、ご高承の通りである。ハワイのワイキキ海岸に、プリンセスカイウラニという、ハワイ王国の王女の名前をとったホテルがあるが、ハワイ国王は、日本との関係も縁組みの可能性すら求めたようであるが、亡国の運命を辿る。和傘をかぶる王女様の写真が、ホテルのペントハウスに残されていたと記憶する。ジョセフ・彦は、ハワイは日本が見習うべき模範国と思った節があるが、そうではなかった。

多くの日本人観光客がハワイを訪れているが、植民地となり、保護国となり、そして今では、アメリカのひとつの州となってしまった、ハワイ人の心の奥底に残る悲しみを感じることが必要である。カイルアニ王女を讃えるビデオをハワイ人が作っている。きれいな音楽であり、祈りが捧げられている。このビデオを見たハワイ人は涙を流したとコメントしている。現代の今の話である。

http://en.wikipedia.org/wiki/Ka'iulani

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