Shanghai Expo without our Flag
上海万博で国旗掲げぬ日本館―「反日」恐れるなら閉館せよ
ごもっともな意見です。反日の運動が過激になるのは、支配に対する不満が鬱積していることも最近では明らかになってきました。堂々と、日本の国の旗を掲げるべきです。恐れるなら、閉館せよという主張も分かります。軍国主義化する中国にも、日本のことをよく知る人々が増えています。そうした人々を見捨ててはなりません。堂々と、日本の国旗を掲げるべきでしょう。
台湾は日本の生命線からの転載です。ご参考まで。
く
本稿は5月2日記。ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1151.html
上海万博開幕初日の五月一日、日本の官民が共同出展した日本館には長蛇の列ができる人気ぶりだっ
たそうだが、いったい同館はいかなるメッセージを中国に発しようとしているのか。
この日の開館式で仙谷由人国家戦略担当相は、「多くの人に『こころの和、わざの和』をキーコンセ
プトとする日本館を訪れてもらい、先進的な技術と、自然と共生する文化、さまざまな問題を国境を
越えて解決しようと言う日本人の心に触れてほしい」と挨拶しているが、これなどは中国人への懇願
のメッセージに見える。
つまり「日中間が抱える様々な摩擦問題の解決に向け、日本側は『和の精神』で臨んでいる。中国に
皆さん、どうか日本に悪意なきことをご理解下さい」と言ったように受け取れる。
しかし他国不信の戦国思考から脱しない中国側に軽々しく「和の精神」を強調しても誤解を招くだけ
だろう。弱者、敗者が強者、勝者に対して行う恭順の意思表示と受け取られる恐れが充分にある(あ
るいは相手に油断を与えるため策略とも)。
ところでこの日、多くの外国館が自国旗を掲揚する中、日本館がそれを見送っている。読売、産経な
どは、中国の「反日感情への配慮」ではないかと報じているが、これも所謂「和の精神」の発露のつ
もりか。
読売によれば、「中国では抗日戦争を題材にしたテレビ番組が頻繁に放映されており、日の丸が軍国
主義の象徴と受け止められる傾向が強い」(読売)と言う。
しかしそう言うものなのだろうか。たしかに日本人が日章旗を「軍国主義の象徴」と批判しているた
め、そうした認識が中国に伝わるようになっているとの状況も見られるが、ただある中国ウォッチャ
ーに聞くと、日章旗をそのようにと捉えるのはあくまで日本人であって、中国人にとってそれは「た
だの日本の旗」。
そして「日本アレルギー」はあっても、「日の丸」だけにアレルギーを持っているわけではないと言
う。と言うことは日本館は、日章旗のみならず、「日本館」の看板も外さなければならなくなる。
いや反日感情を煽ることだけは避けたいと思うなら、いっそ閉館にして万博から撤退するべきである
。
しかしそれができないと言うのなら、堂々と国旗は掲揚するべきだ。もし国旗が汚される恐れなしと
言えないのなら、警備員を動員して厳重な警護を行う以外にない。
このように見ると、日本館が言うところの「和の精神」など、ひたすら摩擦だけを恐れる弱者、敗者
の「怯懦な性格」を自ら美化したものではないかと本当に思えてくる。
だが日本館関係者は、反日感情への配慮ではないと否定している。「これまでもハノーバー万博(ド
イツ)など、外国開催でのパビリオンには国旗を掲げないケースがあった」と話しているそうだ(産
経)。
私は昭和六十年の筑波万博会期中、日本政府が出展したテーマ館で警備員のアルバイトをやったこと
がある。当時そこでは毎朝、二人の警備員が白手袋をはめ、厳粛に国旗掲揚を行っていたものだが、
近年の万博ではそれを取り止めていると言うのか。
万博と言う国際舞台において国旗は国家の尊厳を表すものである。その尊厳を解さぬ政府であるなら
、国際社会に顔など出してはならない。
そしてここで浮上する一つの疑惑が、国旗の不掲揚はもしや自国民の反日を恐れる中国側からの要請
を受けてのものではないかと言うことだ。
仮に要請が出たならば、国家の尊厳を忘れた日本館がそれに応じたとしても何の不思議もない。しか
しそれでは中国に対し、「日本が貴国の属国である」と言ったに等しくなる。
日本館は国旗を掲げよ。もし「軍国主義」の旗だとの批判が出たら、「この美しい旗こそが『和の精
神』を尊ぶ国家の象徴である」と説明し、納得させよ。それが国の代表者としての、国際舞台におけ
る使命と言うものである。
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上海万博の日本館は国旗を掲揚して国家の尊厳を守れ
要求先 日本館広報管理センター
Eメール:info@expo2010japanpavilion.com
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