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Thailand situation

 タクシン元首相が、毛沢東型の戦術を採用していることを、先のブログで、言及したが、今朝タイ政府は反政府側を制圧した、反政府デモの指導者が投降したと発表したが、予想通り、タクシン側は、ゲリラ戦を展開する動きのようである。しかし、バンコクの市内でゲリラ戦ができるほど支持があるとは考えられないし、地方の県庁あたりを襲撃したりしているが、それが鎮圧されるのも時間の問題である。事実、タイの観光産業の落ち込みは予想されても、全体の経済の落ち込みはそれほどでもない。反政府派は、証券取引所あたりを襲撃したり、狙い撃ちにしているが、銀行あたりは早々に業務を辞めて、臨時休業にしている。外国の介入があれば、尚更混乱したところであったが、タイ政府は、外国の介入を回避することに成功している。タクシン派は、しきりに国際連合の調停などを要請したが、独立を守る国、タイの面目を施した。死者は70人を超える可能性があり、負傷者は、数千人に達すると言われる。市場原理主義が、伝統と文化に反乱を起こしたのであるが、タイでも、まもなく、拝金のイデオロギーが終わる。

 西欧のマスコミは、社会格差の拡大、地方と都市との格差などが、今回の争乱の原因とかいた向きが多かったが、実は、そうした社会格差は、タクシンなどの、市場原理主義者が、世界的な金融陰謀の連携の中で作り出されたものである。その中の被害者を煽動組織して、内戦に向かわせようとした嫌いがある。映像でも見られたように、単純なデモではない、明らかに軍事部門があるかのように、見られる。タクシンは、元々タイ北部のチェンマイを地盤とする華僑の出身であるが、タイには、潮州系の華僑を中心に、海南系の華僑など、微妙な勢力の違いがあり、華僑の中でもタクシンを支持するものばかりではない。テレビの報道によれば、ルンピニ公園近くのドゥしたニーホテルが、反政府デモに襲われたとの話であるが、タイの大方の華僑からすれば、考えられないことである。

 タイの大方の華僑からすれば、世界的な金融バブルを利用して、また、IT革命の成果で通信の自由化から巨万の富を得て、濡れ手に粟の利益を上げて、海外の資本家に貢いだように見えるだろう。巨万の富をあげたから、タイの国体をもないがしろにしてしまった方が、なお、経済的には儲かると判断したに違いないが、それは、大いなる誤算であった。土壇場で、反政府派は、王室の調停を求めたが、白々しいことである。王室を亡き者にしようとしたところに問題の重大性があったのであり、海外勢力との結びつきが明らかにした上で、大義名分を得て、鎮圧に踏み切った。ネパールで成功したかに見えた、王室への攻撃は、タイでは見事に失敗した。その点、こうした争乱のさなかに、カンボジア国王が来日して、歓迎があったのは、市場原理主義に対する日本の潮流も変わったとの兆しだろうか。

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コメント

小生タイ国バンコック市に二十年前、中心部よりはずれたバンカピという地区にコンドミニアム、いわゆるマンションの部屋を購入、約六、七年居住しその後日本に戻ってからも時折はバンコックの家に帰っています、今年は一月の十日過ぎから約一ケ月間泰の家におりましたが、当地の英字新聞・バンコックポストを読み続けた結果、必ず近いうちにタクシン派と反タクシン派との争いが表面化して大騒動になるのではないかと感じました。現政権・民主党のアピシット政権はバンコック市民及び地方の農民には全く人気が有りません、彼等ははかってのタクシン政権の画期的な経済政策とそれによる一般大衆を念頭にした政治がもたらした活気あふれた時代を懐かしがっており、この政策実践にかなりの危機感を抱かざるを得なかった守旧派、つまり現泰国の王制による利益の中で代々過ごしてきた階級と今も直タクシン政権の再来を望んで止まない一般大衆勢力との強烈な政治対立が現象化したものと感じています、バンコック市民と地方在住のほとんどの国民が、タクシン政権時の経済的繁栄の再来を今も直切望している事は事実であります。チャクリ王朝九代目の現プミポン国王殿下への国民の帰依・敬慕は全く圧倒的でありその事は今も揺るがないと察し得ますが、既に八十歳を超えられ病院居住がほぼ日常化されている昨今、とてもじゃないが鶴の一声が出され事態を収束出来得る状況に成っていない事が、余計に対立を野放図にさせていると実感しています。小生この対立は今後も長引き解決には手間取ると危惧せざるを得ません、泰国を愛する日本人としては悲しい限りです。

投稿: tatsuo | 2010年5月20日 20時18分

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