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Edwin O. Reichauer 4

6月24日正午から、昼食会の形式で、東京有楽町の外国特派員協会で、ライシャワーの昭和史の著者、ジョージ・パッカード氏の講演会があった。 Packard_1_2 Packard_2

ライシャワー大使が、ご存命であったら、普天間の閉鎖にきっと賛成しただろうと述べた。在日米軍の司令官とのつきあい具合や、キャラウェイ高等弁務官との確執など、興味深い話が続いた。詳細は、著作の内容に沿って発言したので、講談社から出版された単行本の一読を勧めるが、早稲田大学で教鞭を執る女性学者のの質問に答えて、ライシャワー大使は、日本の女性の精神的な強さを感じていたし、大使館の担当に女性問題を担当する女性のポストを初めてつくったことには先見の明があったと述べたことは新味であった。右側の司会者は、石山宏一、桐蔭横浜大学法学部の客員教授である。ライシャワー大使の功績は、実は、沖縄返還、占領軍の問題、を含めて、これまでそれほど知られず埋もれたままであった感を強くする。先生が、リビジョニストに反論したように、日本人側もたじろがずに、反日の、日本異質論者に、反撃反論する必要があることを改めて認識することであった。

なお、英文版の本のデザインに使われている草書の字体は、堅忍である。パッカード氏に質問して確かめた。英語で言えば、perseverenceである。

円仁の入唐記の困難を想像させる堅忍である。文字通り、堅忍を感じながら日米関係の再構築を図る必要がある。自立・自尊、対等の日米関係の方が長続きする。親分子分の関係でもなく、主従関係であってはいけない。占領軍マインドの横行などゴメン被る。外国人経営者の横暴な収奪に近い高給なども目に余る。ライシャワー先生がいたら、きっと嘆くばかりではなく、商工会議所の高圧的な英文にも文句を言うかも知れず、米軍の司令官を詰問したように、問い詰めていたことだろうと思う。ソニーや日産自動車や、銀行などの外国人幹部は恥を知らないかのようだ。そんなグローバル企業など日本にはいらない。ライシャワー先生の評伝の一読を、当ブログの読者ばかりではなく、そうした連中にも、反省材料として一読を勧めたいと思う。

昼食会の冒頭で、パッカード氏が触れたことであるが、会場となった外国特派員協会は、ライシャワー博士と、後に再婚することになる松方ハルとが最初に出会った場所である。1955年のことだという。松方ハルは、クリスチャンサイエンスモニターの記者をしていた。ジェイムズ・ミッチナーが紹介したという。そう意味でも、ライシャワー先生の評伝を聞くのにふさわしい場所であった。日米関係が急速に劣化する中で、両国の中に巣くう拝金の、好戦の市場原理主義者と対決するためにも、日米の真の友好を願う勢力が連携をとる必要を痛感する。

パッカード氏は、ブラッドレー氏の、インペリアル・クルーズについても、良書として推薦したので、付記しておきたい。

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Tokyonotes 東京義塾に普天間、辺野古は、 http://tokyonotes.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/edwin-o-reich-3.html [続きを読む]

受信: 2010年6月24日 20時14分

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