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Conversion or Switch

転向について、山崎行太郎氏が、わかりやすく書いている。

http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100801/1280634820

「思想信条の問題ではなく、吉本隆明の言うところの「関係の絶対性」が問題なのである。言い換えれば、左翼が簡単に転向するのも、また転向せずに教条主義に陥るのも、たとえば田舎に住む父親や母親、あるいは兄弟姉妹に象徴される日本的な下層大衆(沈黙する国民)というものの存在を軽視し、無視・軽蔑しているからであり、逆に右翼・保守派といわれるような人たちが、なかなか転向しないのは、そういう田舎に住む下層大衆(沈黙する国民)とともにあるからだ、と言うことが出来る。吉本隆明は『転向論』でこう書いている。

日本的転向の外的条件のうち、権力の強制、圧迫というものが、とびぬけて大きな要因であったとは、かんがえない。むしろ、大衆からの孤立(感)が最大の条件であったとするのが、わたしの転向論のアクシスである。生きて生虜のはずかしめをうけず、という思想が徹底してたたきこまれていた軍国主義下では、名もない庶民もまた、敵虜となるよりも死を択ぶという行動を原則としえたのは、(あるいは捕虜を恥辱としたのは)、連帯認識があるとき人間がいかに強くなりえ、孤立感にさらされたとき、いかにつまずきやすいかを証しているのだ。(吉本隆明『転向論』講談社文藝文庫p291)」

以上、一部引用。論旨は明快である。ご参考まで。

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受信: 2010年8月 2日 10時53分

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