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Heretical Orthodoxy

民主党代表選が、9月14日にあり、菅直人議員が民主党の中で選ばれた。

民党党内の選挙は、国会議員、地方議員、党員サポーターと、ポイントの持ち分が異なるやり方で行われた。地方議員もサポーターも6割が菅氏に投票している。国会議員は、ほぼ伯仲の状態で、200人が小沢、206人が菅氏に投票した。党員サポータ票は全国の三百小選挙区ごとに多数を確保した候補者が1ポイント、少数の候補者はゼロとなるやり方で数えられているが、投票人数からすると、13万7998票対90194票である。有権者数は342493票であったとされるが、全体の3割が棄権したとされる。党員サポータの中には、外国人も参加している可能性が指摘されていた。総理大臣を選ぶことになる、代表選挙とは、たったの22万9030人が参加しただけの選挙であった事は事実である。

菅氏は、参議院選挙の時に、菅内閣に対する信任投票になることを明言していたが、結果44議席で、54議席以上が信任となるという数を大きく下回った。つまり、参議院選挙は、菅内閣不信任だった。

今回の代表選挙で、菅直人氏は勝利したかのように見えるが、それは民主党の党首選挙の中の話であって、国民全体からすれば、正統性が一部欠けている。たったの22万人の民主党党員が総理を選出したのであれば、少数による独裁でしかない。(選挙制度においても、参議院の比例区で40万票を取った候補者が落選して、三万七千票で、当選となった候補者もあったから、おかしな選挙制度で改善が必要であるが)

代表戦を受けて、菅直人氏が、首相を続投することにはなったが、参議院選挙の民意は無視されたままである。

小沢氏が代表に選出されていれば、国会での総理大臣指名のための選挙が行われた筈であるが、今回の菅内閣の首班については、国会での指名選挙が行われていない。これも、正統性が脆弱な理由の一つである。

民主党の代表選挙は、おかしな事が多かった。マスコミは、小沢つぶしに挙本するほどの激しさであった。ネットでの動きとは全くの逆の報道をしたし、世論調査とと言う情報操作が行われたことも顕著であった。

正統性が希薄な内閣であるから、政治的な指導力も相対的に小さくなる。内憂外患多難な時期に、政権の座に居座るのではなく、正統性が追求されて然るべきである。普天間問題、郵政民営化問題、などなど、国民の期待を裏切っている。消費税増税論に至っては、小泉内閣時代の焼き直しである。

市場原理主義の政権であった小泉・竹中政治の亜流となりはてており、政権交代の正統性は失われているのではないか。

そうであれば、総理の座に居座ることではなく、民意を問うための総選挙が行われるべきである。野党の自民党あたりが、内閣不信任案を提出しないで、市場原理主義を追従する者が続々と幹部人事になっているのも、怠慢と政党政治の劣化のそしりを免れない。

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