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Imperial Prime Minister

民主党代表選挙があった。小沢一郎氏のの完敗であった。サポーターという、誰がどうなっているかもわからない票でまず完敗であったし、地方の議会も、4対六にしかならなかった。民主党所属の国会議員の投票数では、伯仲の数字であるが、負けは負けだ。

当ブログは、従前から主張しているように、総理大臣を選ぶのは国会であって、民主党の中だけで決まる訳ではないから、もし、小沢一郎氏が勝利すれば、国会での総理を指名する選挙が行われるはずであったが、今回は、菅代表が現在総理大臣であるから、国会での選挙なしに続投することになる。民主党の中で、決めた代表が自動的に総理大臣を継続することになり、信任投票すら行われないことはおかしい。サポーターの内訳すらわからないような、代表選挙で、総理が自動的に決まるのは、憲法の趣旨に会わない。例えば、外国人がサポーターになっているとすれば、憲法違反の疑いすら残る。

さすれば、小沢一郎氏は、政権交代という重要な国民の期待に応えていないというのであれば、民主党を割ることが必要なのではないだろうか。

実際には党の政権綱領もなく、右から左までの雑居所帯で、政治権力を手にすることを唯一まとまりの力としている政党であるから、政策の相違を明らかにするのであれば、負けた側の小沢氏は、民主党を離れて、他の政党との連携をも考慮した上で、場合によっては、新たな政党を立ち上げて、政界再編に踏み出すことは、大義名分に欠く話ではない。

内閣不信任案(あるいは、信任再確認案)を出して、再度、国会において、菅総理大臣の正統性を確認することも必要だと考えるがどうだろうか。

いずれにしても、日本という国の衰亡と劣化が明らかになった代表選挙ではあった。民主党が小泉・竹中新自由主義と同じ系列の政党となったことを明らかにした代表選挙であった。リーマンショックがあり、拝金の新自由主義が歴史の彼方に破綻して消えゆくさなかに、外国軍隊の基地を冷戦時代のそのままに引き継いで、外国の支配に対して屈従する勢力が勝ったことは驚くべきことであった。(この間隙をついて、尖閣諸島では、北京の恫喝が行われた。米国は、日中間の問題として動こうともしない。既に、ニューヨークタイムスなどは北京の主張に加担する意見も掲載しているところである。)

上述の如く、小沢一郎氏の完敗は、民主党内における完敗であって、政権交代をもたらした、民主党内外の国民の期待に応えるためには、民主党にとどまる必然性は無い。社民党や国民新党などを糾合して、新たな勢力の連携を行うことが急務である。場合によっては、参議院の、自民党内に残された保守勢力で新自由主義を批判する勢力、あるいは参議院の勢力などと協力することも可能ではないだろうか。

さて、小沢一郎の勢力、実力、あるいは限界を知ったわけであるから、党内の協力を復活させるのであれば、菅内閣が具体的にどのような政策をとるかは、興味深いところである。自民党やみんなの党などの新自由主義勢力と協力関係を、部分連合などで強化するのか。いっそう、小沢・鳩山の影響力を排除しようとするのか、あるいは、代表選挙直前に、鈴木宗男氏の上告棄却を最高裁判所が行うことを見過ごして国会の権威を貶めたように、なお、新自由主義と左翼勢力特有の、官憲を使っでも強硬な圧力政策をとり続けようとするのか。

郵政民営化の見直しは、反故にするのか。

マスコミの情報操作も度を超すような激しさであった。ジャーナリズムの歴史にも汚点として残るであろう様な情報操作であったが、ネットの数字は偏りが見られたにせよ、初めて影響力が具体的に現れたと考えられる。

自立・自尊の日本を創る為の動きとしては、後味の悪い代表選挙ではあったが、見方を変えれば、必ず新たな政界再編成の動きへの弾みをつけたとも考えられる。市場原理主義と言う疑似左翼勢力と、全体主義の政治勢力の脅しに屈してはならない。

いずれにしても、菅総理大臣は、民主党の中の権力闘争が決着しただけであって、参議院選挙で大幅に議席を減らしたように、決して国民がその政策を支持したわけではない。民主党の代表を国民が選んだ訳ではない。ネット投票などで参加した気分になったこともあったが、実際に加わったのは、党員とサポーターという顔の見えない勢力でしかない。一部政党の代表選挙といえども、政党助成金で税金が使われているのであれば、その運営方法などについて、党員ではない国民も発言することはできるが、今回の代表戦に参加したのは、党員であって国民ではない。

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