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Tanaka Isson

千葉市美術館で、9月26日まで、田中一村ーー新たなる全貌、と題する展覧会が開催されている。田中一村は、千葉市に20年間住んでいたということで、新たに発見された資料を含めて、約250点が出品されている、最大規模の展観である。

田中一村が、子供の時に既に米邨という号を持ち、画才は神童であったことを示す梅の花の絵から展覧が始まる。奄美に移住する前の千葉での製作した圧倒的な展示がある。戦争後に西洋の絵の技術にちらりと関心を寄せた形跡も興味深いし、北陸の寺の天井に描かれた絵などもおもしろい。

それにしても、一村は奄美の鮮やかな色彩に触れて、一変する。それまでの確かな写生とデッサンが、生き返る。奄美に渡って亜熱帯の鳥や魚や植物が、日本画の世界で命を得る。田中一村は、作品を公表する機会が無かったと言うが、経済の為に描いているわけではないことが伝わる。

千葉市での展示を終えると、鹿児島市で、展示会をして、それから、奄美大島の田中一村記念美術館での展示を行うとの巡回予定のようだ。

ご一覧を勧めたい。黒潮の文明と文化と表現とを、田中一村がつなげていることを発見することができる。2010_0921_134339cimg0031 2010_0921_134408cimg0032 2010_0921_134428cimg0033 2010_0921_134446cimg0034 2010_0921_134512cimg0035 2010_0921_142530cimg0038 千葉市美術館は、旧川崎銀行を保存するために、古い建物を覆うように造作したビルの七階と八階にある。千葉市中央区の区役所も入っている。その旧川崎銀行の建物も、一見の価値がある。古い建物を保存する千葉市の行政の見識の高さが垣間見られる。蘆川公園という、モノレールの駅が近くにある。よしかわとひらがなで書くとわからないが、葦、蘆、と言う具合で、川端だったのかも知れない。

http://yamamomo02.web.fc2.com/pictures.htm このリンクはご参考まで。

今日は、仲秋の名月、8月十五夜である。

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コメント

@アダンの木がある海岸の風景を描いた絵をだいぶ昔に見たのが印象に残っていました。

投稿: でんでんむし | 2010年9月22日 08時55分

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