構造改革、民営化、市場原理主義の虚妄から、マインドコントロールを解くための参考図書館

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Fake Reform Revisited

菊池英博先生が、森田実先生が主宰する塾で講演して、その記録が残る。

市場原理主義を是正しなければならないとの主張であるが、民主党政権になって、是正されるどころか、間違った構造改革論や、財政均衡論が却って強化されたかのように見える。菊池先生の二年前の講演が新鮮に聞こえる。

日本の国力は坂を転がり落ちるように縮小弱体化している。その間隙を突いて、中国はちからずくの外交に打って出てきた。日本の自らの首を絞めるように外国に追従する政治・経済政策をみての動きである。中国には、「韜光養晦(とうこうようかい)」と言う故鄧小平の遺言があるそうだが、その意味は、自分が弱いときにはできるだけ頭を下げておいて、強くなるまでじっと待てと言う物だが、天安門事件で世界中から叩かれて、この考え方が維持されたが、日本の国力が落ちて、そこから踏み出すべきだとの意見が増長しているのだ。

要すれば、日本を弱体化させ手外国勢力に追従した経済・政治の政策が日本を縮小させる、死の病とも言えるデフレに陥れて、それが、中国を強硬武闘派を機に乗じさせるに至ったのである。

国民の期待を担って登場した民主党政権は、日米関係を悪化させた挙げ句に、日中関係をも損なうという大失態を犯すことになった。国際外交関係は言いなりになることが友好関係を成立させることには繋がらないことを露呈させた。衝突ビデオの公開など、感情的な対立の可能性を突破してでも、事実を迅速に公開すべきであったし、中国の国内の、日本との互恵関係を保とうとする勢力をも見殺しにするような稚拙な外交であった。利敵行為としか言いようがなかった。

さて、本題に戻るが、菊池先生の講演の主題は未だに有効である。当方ブログの読者に、一読を勧めて、経済政策のどこが間違っているかのおさらいの資料、材料としたい。

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/MJ105.HTML

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/MJ106.HTML

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/MJ107.HTML

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/MJ108.HTML

以上、ご参考まで。

菅政権の経済政策は、二年前の自民党政権の時代よりも悪い。世界的に綻した破綻した市場原理主義の改悪のお先棒をかつぐという逆コースとなっている。

11月の横浜でのアジア太平洋経済協力会議などは、日本が主導して、世界で猛威をふるった市場原理主義の弊害を是正するために世界の平和と安定を議論する好機であったが、もはやそうした期待が持てなくなった。中国の政治指導者は、日本の劣化をこれ見よがしに、一種のパワーシフトが起きていると誇示して乗り込んでくるだろう。日本で開催する国際会議が、日本の劣化と衰退を確認する会議になる可能性が高いことは、実に哀れで悲しい出来事である。

大阪での最初のアジア太平洋会議は、米国が心変わりをして、江沢民を後押しして日本に取って代わって中国をアジアの代表としようとした策謀があったが、その戒厳令のもとで開催されたような会議があってから、日本は巻き返しを図るどころか、民主党政権に至って、追従を重ねて大事な対外関係を二つとも失うことになったわけである。民主党政権の重要閣僚が、前から属国だったと恐ろしい発言を行ったとの報道もあった。もし、本当の属国になれば、国家主席はAPECに来ないだろうし、大統領も来ないだろう。中国は、外相会議や首相同士の会合をボイコットして、その気配を見せつつあるのも、残念な兆候である。二国関係を理由に来ないのであれば来なくても良いと突き放して、逮捕したのであれば船長の身柄を確保して裁判にかける方が、上等な、法の支配に基づく外交であった。民主主義の基本である適正な手続きを無視して、脅迫に屈することではない。

日本を草刈り場にするだけの、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)等を称揚するに至っては世も末の様相で、金閣寺で大統領と足利義満になったかのような小泉首相とが記念写真を撮った時代よりも更に状況は屈服しており、横浜での会合で合意するシナリオが喧伝されているのは遺憾なことである。外相を更迭してでも、事前に撤回することが国益ではないだろうか。

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コメント

Orwellさん、タイムリーなブログありがとうございました。
菊池先生のご提言が今こそ必要であることを述べたものをお読みいただければ幸いです。

投稿: 渡辺日出男 | 2010年11月 1日 14時27分

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