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All the Senkaku video should be disclosed

尖閣ビデオの全映像を公開せよ

中国漁船による犯罪行為は明らかだ

現行犯逮捕には捜査令状はいらない。尖閣諸島の領海内で、中国漁船が日本巡視船の「よなくに」と「みずき」に体当たりするビデオ映像は、素人が見ても現行犯逮捕できる犯罪であることが明らかだ。

それにも関わらず、漁船と船員を返し、裁判もしないで船長を放免する行為は、法治国家の呈をなしていない恥ずべきものである。巡視船後部への最初の衝突は、捕鯨暴力集団のシーシェパードが日本捕鯨調査船へ体当たりしたのと全く同じ構図だ。小型船舶免許の試験に出るような基本的な海上交通法規に違反している。二度目は、急に左に旋回する舵を切って巡視船の右舷後部に体当たりしている。当初報道されたような単なる接触ではなかった。

中国漁船の二度の「体当たり」のため、海上保安庁は船長を「漁船を故意に巡視船にぶつけた」として、巡視船により漁船を挟み込む形で停船させた。そして、海上保安官が漁船に乗り込んで検査して、妨害した船長を公務執行妨害の疑いで逮捕した。

船長を乗せた巡視船は、9月8日朝に石垣島に着いて、中国人船長を漁業法違反(立ち入り検査忌避)の疑いでも取り調べる方針だった。ところが、北京の外交部が大騒ぎして、日本の「違法行為」をやめろとか、厳しい姿勢をとるだとかの恫喝を加えた。これに屈服して、政府は船長を釈放した。

洋の東西を問わず、海上の交通法規は国際法規に定められているから、身勝手な中国船といえども守らなければならない。日本が早くこのビデオ映像を公開しておれば、北京も誤った判断をせずに、漁船側の暴力行為を認めて、穏便に対処せられたいと嘆願書でも出したかも知れない。共産党の後継者問題が議論されている大会の最中の内輪もめからか、鄧小平の棚上げ論の都合の良い戒めも守らずに、覇権拡張主義を公言する稚拙な外交で、彼らは自らメンツを失った。

政府は全てのビデオを公開せよ

最大の問題点は、迅速に対応しなかったため結果的に深夜の呼び出しとなった日本大使にではなく、民主党政権が迅速に情報公開を行わずに、全体主義国家の要求に屈した挙げ句、船長の釈放を検察の責任にし、姑息にも一部の国会議員だけで6分間の編集映像を観賞するという愚行を犯したことにある。

船長は酒に酔っていたとの話もある。石原東京都知事と沖縄在住の惠隆之介氏は、銛で保安官を突こうとしたとの話も聞いている、と述べていた。公務執行妨害の疑いの最たるものではないのか。海上保安庁は今までのように、ビデオを即刻、一切合切公開せよ。日本は、写真や映像を修正するような全体主義国家ではないはずだ。

ビデオを公開せずに取引材料にでも使うのかとの観測もあったが、見事に裏切られた。尖閣ビデオをYou Tubeに投稿した義挙は、犯罪が行われたという事実を、時の政府が外交を口実にして隠匿する行為に出たことに義憤を覚えたからである。上司を含め行政組織に違法行為があれば、それを諫めすることもまた国家公務員の崇高な義務であるから、法の支配を貫徹するために、犯罪行為のなされている映像を、一身を賭して公開したと考えてよい。政府の決定に抗して辞職する政治家が一人もいないのだから、なおさらである。

民主主義の根幹である適正な手続きが確保できない状況下で、広く国境を越えて見えるYou Tubeを使って公開したことにより、日本の海上警察行動が慎重かつ適法に行われていることが世界中に伝わり、支持を得ることになった。中国国内では、You Tubeの映像を一般的には見ることが出来ないが、英語版が在外邦人の手によって作成され迅速に配布された。それは外交当局の宣伝活動ではない。海上保安官の勇気と、海上保安庁を支持・激励する意見が、内外から海上保安当局に寄せられている。

国軍なくして防衛なし

自民党政権時代に、清津に逃げ込んだ北朝鮮の不審船に対して、運輸大臣が追跡中止命令を出して取り逃がし、世界の失笑をかった事件があった。ロンドンの新聞などからは、「日本は海賊船を取り逃がした」と揶揄された。

巡視船に発砲命令を出して不審船が自沈した事件では、海上保安庁は迅速に映像を公開した。中国の経済水域内に沈んだ不審船を果敢に引き上げ、映像をどんどん公開し、機先を制した。これにより、北朝鮮の国家による犯罪が天下に明らかになり、中国も異論を差し挟めず、海上保安庁は日本の名誉を回復させた。不審船を東京の船の博物館で展示したことも記憶に新しい。後藤田官房長官は自衛隊の傍受した音声記録を国連の安保理事会で公開し、国際社会に貢献する果断な外交をした。

 外国に国防を依存することが愚かで役に立たないことが立て続けに明らかになった。三島由紀夫の憂国が現実となるのに四十年もかかったが、日中関係を壊され、日露関係を失い、そして日米同盟が形骸化した現下の情勢は、秋霜烈日ではあるが、自立・自尊の日本とその覚醒をもたらす、天佑の契機としたい。

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